ひな祭りには、綺麗に飾られたひな壇の前で、ひょっとすると晴れ着に身をつつんで、ごちそうをいただきましょう。
さてそのごちそう、お母さんは何を用意するのでしょうか。
晴れの日にお子さんが喜ぶものをつくってあげましょう。
定番のちらし寿司にお子さんが大好きな唐揚げなんかはいかがでしょうか。
ひな祭りのお料理をご紹介します。
目次
ひな祭りの行事食
ひな祭りは古くから伝わる日本の大切な行事ですね。
そういった日に食べるべき行事食というものがあります。
女の子の健やかな成長を祈って用意される、縁起のいい意味の込められた食事です。
ちらし寿司
平安時代から海老と菜の花を具としたなれずしというものがありました。
それが現代はちらし寿司に変化したといえます。
ちらし寿司に使われている具材に注目してください。
海老が入っていますね。
腰が曲がるまでの長寿を願うものです。
れんこんは将来の見通しが良いように、先を見通せるようにというものです。
豆も入っていますね。健康で、まめに働き、まめにいきるという意味なのです。
このちらし寿司、おひなさま仕立てをして、細工をして楽しむのも最近の人気です。
ゴマで目を作り、髪の毛は海苔、着物は薄焼き卵でつくります。
インスタにのせるのにもいいですね!
はまぐりのお吸い物
二枚貝は夫婦円満の象徴なのです。
特にはまぐりは対になっている同じ貝殻でないとピッタリ合わないのですね。
平安時代にははまぐりの貝を使った貝合わせという神経衰弱のような遊びがあったそうです。
一生を一人の人と仲睦まじく添い遂げられますようにという願いが込められています。
それだけではなく、この時期ははまぐりの旬であり、栄養価の高いはまぐりを食べて健康になってもらおうということでもあるのです。
菱餅
健康を願うものです。
緑色の餅には造血作用のあるヨモギが使われています。
白い餅には血圧を下げる効果のあるひしの実が入っています。
ピンクの餅は解毒作用のあるクチナシで色付けられているのです。
それぞれの色にも意味があります。緑は長寿や健康を意味しています。白は清浄を、ピンクは魔除けを表しているのです。
桜餅
桜の香りがいっぱいの桜の葉で包まれた桜餅。
春を感じさせる香りです。
この桜餅、関東風と関西風があります。
葉も食べるという人と食べないという人。
それぞれの意見が分かれます。
ひなあられ
節句菓子として欠かせませんね。
菱餅の色と同様の意味があります。
かつて雛人形を外に持ち出して遊ぶという風習があったときに、外で食べるために用意されたもののようです。
白酒
雛祭りに白酒が登場するようになったのは江戸時代以降のようですね。
上巳の節句として邪気を祓うという意味合いで飲まれることになったようですがあまりはっきりしません。
白酒は甘酒とは違って完全なアルコールですから子どもに飲ませることはなかったと思います。
もっぱら大人が楽しみ、子どもにはアルコールの入っていない甘酒を用意していたと思います。
現在もその通りでいいと思います。
以上が行事食とされるものですが、それ以外にもお子さんの好きなものを用意してあげましょう。
唐揚げ
下味をつけて揚げるだけですね。
ほとんどのお子さんが大好きです。
熱いうちに、でもやけどに気を付けて食べてもらいましょう。
コロッケやエビフライもついでに揚げてみてはいかがですか。ぐっと豪華になりますよ。
照り焼きハンバーグ
これも人気のメニューです。
口の回りをケチャップで真っ赤にしてしまいそうですが、晴れ着が汚れないように注意しましょう。
ポテトフライ
揚げたてをあっさり塩味で食べると美味しいですよね。
子どもだけじゃなく大人も夢中になりそうですね。
お刺身
実は子どもは好きなのです、お刺身が。
マグロやイカや甘エビなど。
喜ばれますよ。
わさびはいりませんね。
実は調理不要で、出すほうも簡単かも。
カレーライス
本当は子どもはこれが一番好きなんですよ。
ちらし寿司もあったらご飯だらけになってしまうかもしれませんが、ちょっぴりなら大丈夫ですよね。
果物(イチゴ、オレンジなど)
デザートにはあっさり果物でいかがでしょうか。
イチゴやオレンジを少し小さめに切ってあげてはどうですか。
大人もそうなんですけど、お子さんにとって美味しいものをたくさん食べると顔がほころんできますね。
果物は、桃もいいかもしれませんね。
ひな祭りらしい果物ではないでしょうか。
旬ではないので、缶詰を使ってもいいでしょう。
クレープにまいてもおいしく食べられそうです。
子どもと一緒につくるのを楽しんでもいいですね。
クレープ生地の材料は、小麦粉と牛乳、卵と砂糖です。
簡単ですよ。
他にもパイにしても。
中身に果物を入れて・・・。
パイシートは冷凍のものを使えば簡単にできますね。
イチゴ大福
さて、これだけではなんだか納得いかないお母さん、思いきってイチゴ大福を作ってみてはいかがですか。
お手製のスイーツが雛祭のテーブルを鮮やかに飾るのです。
<材料>
イチゴ 8個
餡 こし餡 160g
白玉粉 100g
砂糖 80g
水 170ml
片栗粉 50g
<作り方>
洗って水気を切ったイチゴ(へたをとってください)を8等分したこし餡に包みます。
耐熱容器によく潰した白玉粉と砂糖と水を泡立て器で混ぜ合わせます。
蓋をして電子レンジ(700w)で2分加熱、一旦取り出して、木べらでよくかき混ぜふたたび蓋をして2分加熱。 生地に透明感とこしが出るまで木べらやスプーンなどでかき混ぜます。
熱いうちに片栗粉を敷いたバットにとりだし8等分にキッチンばさみで切ってください。
生地が熱いうちにイチゴを包んだ餡を丸く包みます。
閉じ口を下にして形を整えて、片栗粉をたっぷりふりかけます。
生地が熱いうちに手早く仕上げましょう。
さあ召し上がれ!
まとめ
デザートはクレープやパイなどに好きなものをくるんだらいいですね。
その他アイデアがいろいろ出てくると思います。
ひな祭りの計画をしていると、雛祭りが二倍にも三倍にも楽しくなってしまいますね。
忘れられない思い出をつくってあげましょう。
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