6月になると、明月院の門前には拝観待ちの行列ができます。
明月院のあじさいを目当てに大勢の人が来るのです。
ここのあじさいはほとんどが「ヒメアジサイ」になります。
そのため見事に色味が揃っていて、それもまた素晴らしいのです。
また、明月院の「花菖蒲(ハナショウブ)」もこの時期に咲き、この2つを見ることが出来ます。
目次
鎌倉明月院のアクセスと入場料
【所在地】 神奈川県鎌倉市山ノ内189
【開門時間】8:30~17:00(6月中のみ)
※6月以外は9:00~16:00
【拝観料】 500円(6月のみ)
※6月以外は300円
【菖蒲園入館料】 拝観料とは別に500円いります
【お休み】 無休
【アクセス】JR北鎌倉駅より徒歩10分
※駅から明月院への行列ができているので、この時期に行かれる方は、路に迷うことはないでしょう。
※この時期は、鎌倉へ向かう角方面からの交通機関も混んでいて、JRなどは横浜からすでに混んでいるでしょう。
北鎌倉は改札口が銭湯車両にありますので、先頭の車両に乗ることをおすすめします。
※また、車の方はなるべくこの時期は公共交通期間を利用することをおすすめします。
なお駐車場が多いのは鎌倉駅ですので(かなり混んでいます)、そこに車を駐車させて移動しましょう。
鎌倉明月院のあじさい
「あじさいの明月院」というくらい全国的にとても有名なあじさいの名所になります。
別名「紫陽花寺」とも呼ばれています。
長谷寺とも双璧しています。
明月院に手入れが楽だからという理由で植えられた当時は、こんなに有名になるとは思っても見なかったことでしょうね。
山門からあじさいで埋め尽くされています。
境内のほぼ全体はヒメアジサイで統一されています。
この淡いブルーのヒメアジサイを「明月院ブルー」と呼んでいます。
濃い色になる前の薄いブルーの満開前の状態も私は好きです。
薄いブルーから日を追うごとに濃いブルーになっていきます。
ヒメアジサイ以外のあじさいも少し見られますよ。
赤地蔵と青地蔵と花想い地蔵がいますが、このお地蔵様もあじさいで飾られていたりします。
花想い地蔵は、傷ついた心を癒やしてくれるといい、その時期ごとの花を手に持つお皿に入れてあったりします。
鎌倉明月院のあじさい2019の見頃
明月院のあじさいは、例年は6月上旬から7月中頃まで咲いています。
例年の一番の見頃は、6月中旬から6月末にかけてになります。
しかし2018年は花が咲くのが早く、5月下旬には咲き始めています。
ですので、見頃は6月上旬頃からとなります。
見頃としては、6月中旬~下旬です。
また、雨上がりなどは花色が一層きれいになりますのでチャンスですね。
鎌倉明月院のあじさい2019の混雑
あじさいの見頃の時期は、激混みなのを覚悟しなければならないでしょう。
6月は開門が8時30分なのですが、すでに30分前でも長蛇の列です。
ですから60分以上は、拝観まで待つようになるでしょう。
時には2時間以上待つことも・・・。
この見頃の時期を少しずらすか、平日で雨の日だったら、少しはいいかもしれません。
あとは、閉門前が狙い目かもしれません。
鎌倉明月院の菖蒲と見頃
明月院の菖蒲は、庭園に約3000本の菖蒲が植えられています。
ここの花菖蒲の見頃は6月初旬~中旬になります。
普段は入れない花菖蒲が開花するこの時期だけの庭園です。
花菖蒲を鑑賞するのには、拝観料とは別にさらに500円かかります。
この規模でこの価格は、ちょっと高いように感じますが、ステキな菖蒲が見られます。
それに境内はあじさいを見る人たちで混み合っているのですが、こちらは人が少なくなります。
菖蒲園の中にはヒメアジサイの挿し木も植えてあるのを見ることができます。
挿し木から4~5年で大きな株になり、みんなが鑑賞できるようになります。
広々とした庭園を歩くのも悪くありません。
この時期と紅葉の時期にしか入れない庭園です。
ぜひ見ておきいたいですね。
方丈の悟りの窓と枯山水
方丈の本尊は「聖観音菩薩坐像」が祀られています。
方丈内の写真の撮影スポットとしても人気のある「悟りの窓」からの眺めもぜひ見ておきたいところです。
丸は大宇宙や真理などを象徴し表現しています。
ただ丸い円形をしているわけではないのですね。
そこにある深い悟りを感じます。
この丸い窓から庭を眺めた写真を撮ったものがよく見られます。
四季の移ろいをこの窓から見るのはまた格別でしょう。
明月院の裏側にある庭は枯山水となっています。
和風のこの庭には、カエルの置物が石の上に寝そべっていたりします。
鎌倉明月院の竹林
明月院には竹林があります。
青々とした竹がまっすぐに伸びているのは、とても気持ちがいいものです。
ベンチもあり、また所々に瓦など面白い物が置いてあります。
あじさいから離れてちょっと一休みするのにいいです。
鎌倉明月院について
北条時宗が建立した明月院は、臨済宗建長寺派の寺院で、山号が「福源山」です。
本尊は聖観音になります。
方丈には、聖観音菩薩坐像が祀られています。
境内は、国の史跡に指定されていて、山門、方丈、庭園、やぐら、開山堂などがあります。
明月院のやぐら
鎌倉最大規模といわれている「やぐら」が境内の左手にあります。
明月院のやぐらの大きさは、間口が約7mで、奥行きは6m、高さが3mあります。
そのやぐらの壁面には、釈迦如来、多宝如来が彫られていて、周りには十六羅漢も彫られています。
そのために「羅漢洞」とも呼ばれていたりします。
供養塔である宝篋印塔(ほうきょういんとう)が安置されていて、山内上杉家の祖である上杉憲方の墓といわれています。
これはぜひ、見ておきたいものですね。
鎌倉明月院のお休み処
境内に茶屋「月笑軒」があり、休憩するのに最適です。
和菓子や抹茶、ソフトドリンクがあります。
名前からしてユニークで、趣がありますね。
まとめ
大変混雑する鎌倉。
それでも行きたくなりますね。
それだけの魅力があるのだと思います。
人気のある観光地である鎌倉の明月院のあじさい。
せっかくですので、行かれた際はゆっくりとした気持ちで鑑賞してくださいね。
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