お正月飾りの意味と知っておきたい飾る時期と処分の方法

二双の門松

お正月には、ぜひお正月飾りを飾って、お正月らしさを楽しみたいですよね。

また、楽しみ以上にいろいろな意味が込められているんです。

そんなところを紹介したいと思います。

目次

お正月飾りの種類は

「お正月飾り」には、門松注連飾り(しめかざり)鏡餅餅花(もちばな)破魔矢(はまや)破魔弓(はまゆみ)などがあります。

お正月飾りを飾る時期は

「お正月飾り」は12月の26日~28日か、遅くとも30日までに飾るのが一般的です。

29日は「二重苦」や「苦立て」と言われ、嫌われているので避けましょう。

 

また、31日「一夜飾り」と言われていて、神様を迎えるのに1夜では誠意に欠けるとと敬遠されています。

 

お正月飾りにはそれぞれ意味があります。

一般的に玄関の外には門松が飾られ、注連飾り(しめかざり)が、一般家庭のドアなどに飾られています。

それぞれの飾りには意味があって、この意味がわかると、飾りにも心がこもりそうな気がします。

そこでここではお正月飾りの種類とその意味を紹介しようと思います。

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お正月飾りの種類の意味を解説

◎門松

門松

会社の表玄関や商店の店の前によく見かけることができます。

一般の家庭でも門のところに松や竹が飾られています。

 

入り口の所によく見る一対の松や竹でできたものです。

松や竹の他にもやそのほかの飾りがついていることもあります。

 

門松は家に来る年神様を迎え入れるためのもので、年神様が自分の家に来てくれるように、そして幸福をもたらしてくれるようにと、松が依代(よりしろ)となっています。

 

依代とは、神様や霊がつく対象物のことです。

その目印になるように門松を置いておくようになりました。

 

また、「松」は永久のシンボルと考えられていたようなのです。

「松」「待つ」に通じていますから。

日本語って面白いですね。

 

1年のはじまりを示していて、梅の花には白いものと赤いものがあります。

紅白でおめでたいですね。

 

門松は竹が三本デンとしていますが、主役は「松」なんだそうです。

見栄え的に竹がよかったのかもしれません。

◎注連飾り(しめかざり)

しめ飾り

字の通り、「しめ縄で作られたお正月飾り」になります。

出入り口の中央に飾ります。

 

神様を迎えるための神聖な場所としての意味があります。

厄を寄せ付けないようになります。

 

しめ縄に添えられるのは、裏白(ウラジロ)といって、シダの一種ですが、鏡餅の下にも敷かれていて縁起の良いものとされています。

 

裏白と一緒に飾られるものとして、紙垂(かみしで)もあります。

白い半紙のような紙です。

神聖で清らかなことを表しています。

 

葉付きのみかん(本来はダイダイ)やゆずり葉も添えられています。

裏白長寿葉つきのダイダイ代々の繁栄ゆずり葉は子孫繁栄の願いがこもっています。

 

しめ縄は神様の領域とこの世を分ける結界の意味をもっています。

◎鏡餅

鏡餅

丸い形は角がないので、円満を表します。

お餅が2つ重なっているのは「重ね重ね」の意で、円満に年を重ねるという意味があります。

 

それにみかんを乗せる訳ですね。

みかんは上に書いた通り、繁栄の意がありますから。

 

また、御幣(ごへい)といって、紅白の紙で四角い形のものが連なっているものを飾ります。

赤い色は魔除けで、四角で四つの方角を示し、四方向に繁栄を表します。

 

鏡餅も縁起がとても良いものなんですね!

◎餅花(もちばな)

餅花

よく花屋さんのお正月の花束などにも使われていますね。

柳の木やエノキに小さい餅や団子を挿して作ってあります。

 

1年の五穀豊穣を願って飾られます。

どんど焼きのときにも、これを焼いて食べると風邪をひかない、なんて言ったりします。

◎破魔矢(はまや)や破魔弓(はまゆみ)

破魔矢

お正月の縁起物として、神社や寺院で授与されている「矢」「弓」です。

 

「魔除け」「一年の好機を射止める」の意があります。

「破魔弓」男の子の悪気を払うとされ、邪気から身を守る力があります。

 

これらも神棚と同じように、神様を見下さないように大人の目線より上に飾るようにしましょう。

また、太陽に矢の先を向けないように飾ります。

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お正月飾りの時期はいつまでか

今現在は、一般的にはクリスマスが終わった頃、12月26日以降に飾る人が多くなりました

 

そしてお正月飾りの時期はいつまでかというと、1月7日まで飾るのが一般的となっています。

ですが、地域によって多少異なる場合もあります。

 

元旦から7日までを松の内と言って、この期間に年神様が家に来てくださるので、その期間は飾っておくことが多いです。

正月飾りの処分の方法はどうすればいい?

神社へ持っていき、お焚きあげをしてもらう

お正月飾りの一般的な処分の方法は、神社へ持っていき、「どんど焼き」「お焚きあげ」で焼いてもらうのが一番良い方法になります。

 

「どんど焼き」は1月15日の小正月に行われている行事になります。

そこで焼いてもらうわけです。

 

ここではわかりやすく「処分」と言っていますが、それは本来ちょっと失礼で、正しくは「お納めする」「お返しする」となります。

 

どんど焼きはある程度の広い場所で、正月の飾りを一箇所に積み上げて燃やします。

その時、木や竹に刺した団子を残り火にかざして食べます。

そうすると一年間健康でいられるという言い伝えがあります。

葉付きのみかん

神社の回収箱を利用する

どんど焼きのタイミングを逃しても、神社によっては、回収箱を設置しているところもあります。

お札を収めることでは、神社事にいろいろ決まりがあるところもあります。

 

回収箱があったり、また回収箱がなくても初穂料を納めて引き取ってもらえたり回収の期間も決まっていたりするところがあります。

自分の行こうとする神社ではどうなのか、よく調べたり、注意書きなどもよく見ておきましょう。

 

また、もし回収箱のある所を聞きたい場合は、「お返ししたいのですが」とか「頂いたものを納めたいのですが」と言ってくださいね。

お札に敬意を示しましょう。

神社へ行けなかったら?自宅で処分

でも神社へ行けない人もいますよね。

その場合はどうしたらいいのでしょうか?

 

普通にいつものゴミと一緒に処分するのはよくありません。

その場合ですが、しっかりお清めをしてゴミに出しましょう。

・大きめの紙に飾りを置きます。
・お清めのための塩をそのお正月飾りに振りかけます。
・その紙にくるんで、新しいゴミ袋に入れてからまた塩をかけます。
・他のゴミと一緒にしないで、燃えるゴミの日に出します。

★ゴミに出す時は、感謝の気持ちを持って出しましょう。

また、他のゴミと一緒にするのは良くありません

 

家の庭で焼く時は、土を神様にお供えするお酒と塩で清めてからよく焼きます

お正月飾りの処分はちょっと手間をかけて、丁寧に心をこめてすることで、きっと自分の心も清々しくなります。

まとめ

お正月飾りの意味を知ってきちんと飾り、後始末もしっかり感謝を込めてやっていくと、きっと神様も見ていてくださって、福をもたらしてくれると思います。

やっていることの意味を知ると、自然と感謝が沸いてきませんか?

自分の気分もいいですよね。

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