神奈川県高座郡寒川町宮山にあります寒川神社。
8世紀頃の創建と伝えられていますが定かではありません。
しかし関八州鎮護の神として古くから崇められ、源頼朝、北条義時、武田信玄などの武将の篤い信仰を受けました。
八方除の守護神として知られ、初詣の参拝客は約40万人が関東一円から集まるようです。
2018年のお正月の状況を探っておきましょう。
目次
寒川神社
【場 所】神奈川県高座郡寒川町宮山3916
【拝観時間】6:00~日没
大晦日から1月3日までは終夜開門となります。
【アクセス】JR相模線 宮山駅より徒歩10分
【三が日臨時バス】
海老名駅と寒川神社の区間を結んでいます。
初詣客の混雑する時間帯は、10分に1本の間隔で発車します。
最終便は16時となります。
片道300円です。
所要時間は通常40分ほどですが、三が日は道路状況によっては1時間半から2時間を要することがあります。
【駐車場】
三が日は周辺道路交通規制のため駐車場は使用できません。
近隣の臨時駐車場をご利用ください。
1000円程度です。
寒川神社の御朱印と御朱印帳
寒川神社の御朱印帳はいろいろな種類があり、渾天儀と北斗七星が描いてあるものがあります。
これは大変人気があり、値段は1,300円です。
売り切れの時も多く、購入は社務所右にある売店や参集殿で。
授与所では扱っていません。
御朱印を預けられる時間は、8:00~17:00までになります。
頂く場所は、「客殿」または「社務所」になります。
社務所は神門の前側にあります。
初穂料は気持ちでいいとのことです。
寒川神社の混雑状況
県内有数の人気の初詣神社です。
毎年かなりの混雑となります。
特に元日の午前0時から2時過ぎまでが大変な賑わいです。
午前0時の太鼓の合図とともに神門に掲げられた青森の神話ねぶたが点灯されます。
このねぶたの下をくぐると厄よけのご利益があるといわれており、大変人気があります。
3時から6時くらいまでは比較的ゆったりできるかもしれません。
2日、3日も大変混雑していますが、早朝や夕方であればスムーズに参拝できるようです。
寒川神社の御祈祷
厄除けは、午前8時から午後5時まで受け付けています。
通常は3000円、厄払いなどの場合は5000円とお考えください。
受付を済ませたあと、待合室でお茶菓子の接待を受け、白装束を羽織って本殿へ向かうことになります。
寒川神社には厄除けのために遠方からも参拝客が訪れます。
何故ならば、日本で数少ない八方除の祈祷ができる神社だからです。
八方除とは、地相、家相、方位、日柄などからくるすべての悪事や災難を取り除き、繁栄や福をもたらすとされる信仰です。
大難は小難に、小難は無難に過ごすために八方除の御祈願をうける人が数多くいらっしゃいます。
寒川神社以外で八方除ができる神社は関東では、川崎大師や佐野厄除け大師が有名ですね。
寒川神社の屋台
初詣期間中は屋台も賑わいます。
まるでお祭りのようになります。
大晦日から年明けにかけては、深夜まで開いている出店も多いです。
元日から5日までは、午前10時頃から日没までが営業時間となっているようです。
5日くらいで営業終了です。
屋台はメニューがとても豊富です。
たこ焼き、お好み焼き、焼きそば、チョコバナナ、はっかパイプ、射的、くじ引き、焼き鳥、牛串、さらにイチゴ飴、綿菓子もあります。
「あげもんじゃ」なんていうのもあったりして飽きませんね。
鳥居の側にある団子屋さんで「八福餅」をお土産に買うのが定番のようです。
伊勢の赤福みたいな感じでしょうか。
パワースポット
現在の祭神様は寒川比古命(さむかわひこのみこと)と寒川比女命(さむかわひめのみこと)です。
寒川大明神と総称されます。
鎌倉時代の『吾妻鏡』には一宮佐河大神と記載されており、相模の国の一宮とされたことがわかります。
源頼朝は頼家の誕生のおり、神馬の奉納をしています。
武田信玄は行軍中に参拝し、自身の纏っていた兜と太刀を安全祈願に奉納したと伝えられています。
寒川神社からは日の入りに願をかけることができます。
特に二至二分が注目されます。
夏至の日の入りは丹沢の大山へ、春分と秋分の日の入りは富士山へ、冬至の日の入りは箱根の神山へとなるのです。
大山には大山阿夫利神社がありさらにその先には諏訪大社があります。
富士山の先には出雲大社があります。
箱根の神山には箱根神社があります。
日本書紀に登場する信仰の場所につながる場所に位置する寒川神社は相当のパワースポットといえるようですね。
位置的にとても方位が良いとされ、太陽を中心としたあらゆるパワーが集まる場所ということができるわけです。
このように最大のパワーの源である太陽エネルギーが集中する清浄な場所であるためか、付近にある岡田遺跡の集落址には1500軒を超える住居跡があったと考えられています。
珍しい釣手土器なんかも発掘されていたりしています。
伊勢原や海老名にも縄文遺跡跡は多数見られ、南関東は有史以前にかなり発展していたところなのかもしれませんね。
寒川神社周辺もそのひとつとして、縄文時代からの信仰の場であったのかもしれません。
寒川神社は相模、武蔵などの関東八カ国(関八州)の裏鬼門に位置しています。
表鬼門、北東に対して反対の南西の方角ということです。
参道は境内入口から南に1キロメートルほど進んだところにある一之鳥居から始まり、大鳥居である二之鳥居を過ぎ、境内入口の三之鳥居まで続きます。
寒川神社の御守り
寒川神社における御守りは「幸運を呼ぶ八方除の御守り」といわれ、初穂料は800円です。
守袋と財布などに入れるカードの2種があります。
またそれぞれ色が五種類あって、そのご利益は以下の通りとなっています。
黄色
金運向上、職業繁栄
赤色
縁結び、家庭円満
白色
開運招福、万願成就
紫色
健康回復、身体健全
青色
成績向上、目的達成
まとめ
寒川神社はあらゆるパワーが集まるといわれます。
是非参拝にいって、パワーをもらってみてはいかがでしょうか。
今年も無事に過ごすことができるように、良き事がおきますようにとお参りしてきましょう。
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