ぶどうは古くから世界中にさまざまな品種が自生していました。
古代エジプトでは栽培も行われていたようです。
また古代メソポタミア文明ではぶどうをワインに醸造していた跡が残っているそうです。
人間とぶどうには古くからの係わりがあったのですね。現在でも世界中で広く栽培されており、その種類はなんと5000以上にもなるそうですね。
さて秋は真っ盛りのぶどうのシーズンですが、ぶどうの種類や食べ方についてちょっと調べてみましょう。
ここでは主なものに絞り紹介してみます。
目次
ぶどうの種類
よく知られている品種をいくつか取り上げてみます。
巨峰
![巨峰](https://topitane.net/wp-content/uploads/2017/11/ぶどう-300x225.jpg)
日本国内で最も多く作られています。露地栽培のものでは9月、10月に最も熟したものが出荷されるようです。
巨峰という名前はこの品種を開発した研究所から見える富士山にちなみつけられたそうです。
マスカット・ベリーA
![マスカット・ベリーA](https://topitane.net/wp-content/uploads/2017/11/2e789664e116090c8bd3ed2729ea7681_m-300x200.jpg)
アメリカぶどうとヨーロッパぶどうを交配し作られました。国産赤ワイン用ぶどう品種として最も多く作られています。ワインになるといちごのような香りとまろやかさが特徴の味わいとなるそうです。
デラウェア
![デラウエア](https://topitane.net/wp-content/uploads/2017/11/bec6c00e258368477303385ac8c51443_m-300x200.jpg)
種なしぶどうの定番として古くから親しまれています。
小粒な果粒に強い甘さが特徴です。
シャインマスカット
![シャインマスカット](https://topitane.net/wp-content/uploads/2017/11/fc54d5218d6708fb521f61f71a32fdc4_m-300x199.jpg)
2006年に品種登録された新しい品種の白ぶどうです。
大きな粒でマスカットの香りと甘さが楽しめます。
見た目の綺麗さからケーキの飾りとしてもよく使われています。
瀬戸ジャイアンツ
![シャインマスカット](https://topitane.net/wp-content/uploads/2017/11/62f62c72ce35f26a8f6b8780f277731d_m-300x225.jpg)
大きくてシャボン玉が三つくっついたような粒の形が特徴的です。
甘味が強く酸味が穏やかです。
岡山県の特産です。
別名桃太郎ぶどうというそうです。
一般的にヨーロッパ種は水分量が少なく糖度が高く発酵しやすいため主にワインの原料になるようです。
アメリカ種はそのまま食べるのに適しているようですね。
ぶどうの効能
さて、ぶどうは実は優れた栄養・機能食品なんですよ。
ご存じでしたか。その優れた効果・効能をご紹介します。
疲労回復
ぶどうにはその名のとおりブドウ糖が含まれています。
体内に吸収されるとすぐにエネルギーに変換されます。
さらにぶどうに含まれる糖質は脳のエネルギーになります。
体が疲れたときも、勉強で頭が疲れたときにも力強い味方になってくれそうですね。
老化予防
![ぶどうを食べる](https://topitane.net/wp-content/uploads/2017/11/cca5583dc16bf74ea8e71a23c1c4a359_m-300x200.jpg)
ポリフェノールの1種であるレスベラトロールには老化予防の効果があります。
長寿遺伝子を活性化させて、老化を予防し、寿命を伸ばしてくれるそだそうです。
もうひとつポリフェノールの1種であるプロアントシアニジンという成分も含まれています。
活性酸素の除去を行い細胞の老化を予防してくれるのです。
さらにペンタペプチドという物質が含まれていて、これは脳機能の低下を防止してくれるそうです。
美肌効果
レスベラトロールには美肌効果もあるそうです。
肌のシミやシワの原因となる活性酸素を除去してくれるのですよ。
アレルギー症状の緩和
レスベラトロールにはもうひとつの効能があります。
それは食物アレルギーの発症を抑えるということです。
また同じくポリフェノールの1種であるタンニンには花粉症やアトピーの症状を和らげる効果があるそうです。
ぶどうにこんなに体にとっての効果があるとは知りませんでしたね。
ぶどうの食べ方
普通に冷やしてそのまま食べましょう。
美味しいですよね。
巨峰のような大きい粒はきちんと手で皮を剥くのがいいでしょうか。
器用に口の中で皮をとっちゃう人もいますよね。
さらに山梨県などの産地の人にはデラウェアなんかは房ごと口の中に入れつつ数粒を同時に食べていく人もいるそうです。
この時皮を出すべきものは出し、食べてしまうときはそうするということができるのだそうです。
すごいですね。
![ぶどうを食べる](https://topitane.net/wp-content/uploads/2017/11/18c8c020f9ea87a3e0311d5abcefb587_m-200x300.jpg)
ぶどうのおいしい食べ方
食べるときに注意したいのが冷やしすぎです。
冷蔵庫に何時間も入れて冷やしすぎてしまうとせっかくの甘味を充分に味わうことができません。
食べる直前に30分から1時間くらい冷やすのがいいと思います。
ぶどうの皮は?
![皮をむく](https://topitane.net/wp-content/uploads/2017/11/21a9a9e01447af1435583e789e580aee_m-300x200.jpg)
さて、皮を剥かずに食べる品種があることをご存じでしたか。
実はどのぶどうも皮ごと食べられます。
残留農薬などの有害物質の心配はないそうです。
青果市場では充分な検査を行い、万一基準値を上回ったときは出荷されません。
輸入されたぶどうも同様です。
みんなが皮ごと食べるぶどう
さて特に皮ごと食べられるものには次の品種があげられます。
これらは皮が非常に薄くて皮ごとでも食べやすいのです。
また皮が非常に薄くて剥くのが難しいとも言えるのですが。
レッドシードレスグレープ シャインマスカット ナガノパープル 瀬戸ジャイアンツ
皮ごと食べるとポリフェノールをより一層たくさん摂れることとなりますから体にとっていいことともいえますね。
ぶどうの食べ方いろいろ
![フルーツタルト](https://topitane.net/wp-content/uploads/2017/11/86fdc316f3ba97eade6df152fbe37214_m-300x225.jpg)
ミキサーにかけてジュースにする、砂糖と煮込んでジャムにするという食べ方もありますね。
トーストにストロベリージャムって美味しいですよね。
もうひとつ見逃せないのがフルーツタルトケーキですね。
季節のフルーツとしてぶどうは欠かせませんね。
見た目も色とりどりで美しく、食べるともう止まらなくなってしまうぶどう。
健康のためにもたくさん食べましょう。
もし種を食べてしまっても心配要りません、ちゃんと排泄されるようになっています。
ぶどうは動物に種ごと実を食べさせて排泄した先で再び生育するという遺伝子を持っているのです。
頭がいいのですね。
まとめ
おいしいぶどうがたくさん出回っています。
ぜひ、いろんなぶどうの味を楽しみましょうね!
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