吹上御所とは?一般公開の見学と自然観察会

皇居

皇居は東京駅に近いにもかかわらず、お濠があり、緑も多くくつろげるところです。

その中に吹上御所があるのです。

皇居は、大きく分けると皇居外苑と皇居東御苑と西の丸の吹上御苑があります。

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吹上御所とは

現在、天皇陛下がいらっしゃるのは、皇居の中にある「吹上御苑(ふきあげぎょえん)」になります。

吹上御苑の中にある「吹上御所」が御住まいになります。

天皇陛下が2019年4月30日退位とのことですね。

ですからそれまでは、吹上御所に御住まいということになります。

吹上御所は1993年に完成しました。

吹上御苑の多くはとても緑の多い森林になっています。

吹上御苑の一般公開

皇居内の吹上御苑の一般公開は自然観察会として2007年(平成19年)から毎年春におこなわれています。

皇居吹上御苑の自然については国立科学博物館が1996年(平成8年)から数次に渡り詳細な調査がおこない、2000年(平成12年)、2014年(平成26年)にその調査結果を発表しています。

緑多い皇居

これらの調査結果を国民と分かち合いたいという天皇皇后両陛下のお考えから、この自然観察会はおこなわれているのです。

吹上御苑とは皇居の西側、半蔵濠と道灌濠に囲まれた森林です。

吹上御所周辺の敷地内部

その中には吹上御所、宮中三殿などの建物が点在しています。

江戸時代においては、徳川御三家の大名屋敷がありました。

しかし1657年(明暦3年)1月の明暦の大火により全焼し、その後は日本庭園として整備されたのでした。

庭園

明治以降は小さなゴルフ場になったりしましたが、1937年(昭和12年)にそのゴルフ場の使用をやめてからは自然をそのまま残し、森林が形成されていったのです。

戦後、1948年(昭和23年)以降は、自然状態の武蔵野に生育する植物の移植もおこなわれました。

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吹上御所周辺の自然

そのため都心にあるにもかかわらず、野生種の植物が繁茂する原生林ともいえる生物群集の生息空間となっていきました。

広範囲にわたって、モチノキ、スダジイ、タブノキなどから構成される常緑広葉樹そしてクヌギを中心とした落葉広葉樹の森となっています。

クヌギ

タシロランという非常に珍しい植物もあります。

これは常緑樹林内に生える葉緑素を持たない腐生植物です。

落ち葉の養分により根に菌類を共生させその菌類を介して養分を得るという不思議な植物なのです。

 

野生動物も生息しています。

東京都千代田区なのにですよ。

哺乳類としてはタヌキとハクビシンがいます。アブラコウモリ、アズマモグラもいます。

タヌキ

爬虫類は、クサガメ、アカミミガメ、スッポン、ヤモリ、トカゲ、カナヘビ、シマヘビ、アオダイショウなど多数です。

クサガメ

鳥類は移動が広範囲にできるため変化が多いようです。

特にオオタカやノスリといった猛禽類が住み着くようになり、カモ類やオシドリ、ハシブトガラスなどを捕食するようになったためそれらの数は減少しました。

 

一方で冬鳥であるカワセミ、コゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリが一年中見られる留鳥となってきたそうです。

ヒヨドリ

道灌濠にはコイ、ゲンゴロウブナ、ギンブナ、ドジョウ、モツゴなどの一般的な淡水魚が生息しています。

 

昆虫も数多く生息しています。東京都区内ではごく少なくなったノコギリクワガタが多数採取されたり、オオミズスマシなど東京都区内では絶滅したとされているものの生息も確認されました。

できるだけ手を入れずに自然のままにして来たこと、また御苑内にある田畑、桑畑そして流水域と湿地帯などの多様な環境がこの多様な生物相を作り出しているようです。

吹上御苑の自然観察会

さてこの吹上御苑の自然観察会ですが2018年(平成30年)の予定については宮内庁からまだ発表されていないようです。

2017年にはどのようにされたかをお知らせしておきます。

~・~・~・~・~・~

2017年(平成29年)4月16日(日)開催

第1回 午前9時20分集合

第2回 午前11時40分集合

第3回 午後1時50分集合

およそ2時間 歩く距離は810m、時間は60分程度です

募集対象者 70歳以上の方で観察会コースを付添いなしで回れる方。

募集定員 各回30人程度

2017年(平成29年)5月4日(みどりの日・木)開催

第1回 午前9時20分集合

第2回 午後0時20分集合

第3回 午後2時30分集合

およそ2時間半 歩く距離は1.3km、時間は1時間40分程度

募集対象者 中学生以上  4月16日開催との重複応募はできません

募集定員 各回30人程度

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【応募方法】
郵便往復はがきに次の事項を明記して、2月28日(火)(当日消印有効)までに郵送する

■往信用ハガキ(表)

・あて先
〒100-0001
日本郵便宮内庁内郵便局留め
管理課自然観察会担当あて

■往信用ハガキ(裏)
①希望日
②希望回
③全員の氏名・ふりがな(最大4名)
④全員の郵便番号
⑤全員の住所
⑥全員の開催日の年齢
⑦全員の性別
⑧代表者の電話番号

■返信用はがき(表)
返信先 代表者の郵便番号、住所、氏名

■裏面は白紙のまま

抽選結果は、代表者へ返信用はがきにより3月中旬頃に通知します

当日の集合場所は、皇居桔梗門前となります。

アクセス

東京メトロ千代田線二重橋前駅(6番出口)または都営地下鉄三田線大手町駅(D2出口)から約350m(徒歩約10分)
JR東京駅(丸の内中央口)から約700m(徒歩約15分)

普段両陛下が散策されているコースを歩くのです。

それだけでも貴重なことですよね。

緑多く

皇居の生物相調査を実施された国立科学博物館の研究員などの専門家の方々が講師をなさってくれるそうですよ。

2017年の応募の際は、4月16日の回が、応募件数2909件、応募人数は5617人でした。

選ばれたのは57件、104人でした。倍率は54倍となっていました。

 

5月4日の回は、応募件数1406件、応募人数2871人でした。選ばれたのは49件、100人となっていました。倍率は28倍といったところですね。

もうそろそろ今年の実施についても発表があると思います。

平成の最後の回になるかもしれませんから興味のある方は是非応募してみてください。

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