2019年2月は大きなスーパームーンが見れるので、話題になりました。
が、次はいったいいつ見られるのでしょう?
目次
月の呼び名いろいろ
月は満ち欠けが起きる不思議な星ですよね。
満月、三日月、上弦の月などいろんな呼び名がありますね。
地球に最も近い星ですから、他の星よりずっと大きく見えます。
古くから月の満ち欠けや見える模様に応じて言い伝えがあったり、実際に潮の満ち引きに関係していたり、人間の生活にも大きな影響を与えています。
最近ではスーパームーンとかエクストラスーパームーンとかいうのが話題になっていますね。
どういうことなのでしょう。
スーパームーンとは
ウィキペディアによりますと、
「満月または新月と、楕円軌道における月の地球への最接近が重なることにより、地球から見た月の円盤が最大にみえること。」
と定義されています。
デジタル大辞泉の解説では、
楕円軌道を描く月が、地球に最も接近する日に満月または新月になること。通常よりも大きく見える。
と、解説されています。
ただし新月の場合は細い三日月ですから、この場合は満月の時のことと考えていいでしょう。
しかし天文学上で定義されていることではないので注意してください。
非常に曖昧なことなのです。
月が地球を挟んで太陽と完全に反対側にありなおかつ楕円軌道上で地球に最も接近しているときということになります。
地球と月の間の距離は、月の軌道が楕円状であるため、近いときは約35万7000km(近地点)、遠いときは約40万6000km(遠地点)となります。
それだけでも地球から見える大きさは14%違っていて、明るさでは30%違うことになります。
スーパームーンがおこる頻度は?
スーパームーンは、およそ1年に1度の割合で起こる現象です。
ただし2014年は年に3度も発生しました。
地球と月の位置関係ではこういうことも起こるのですね。
2017年はスーパームーンは見られませんでした。
こういう年もあるんですね。
シャイムーンイヤーというようですよ。
お月様が恥ずかしがっている年というわけですね。
2018年の1月は31日にも満月となり、1ヶ月に2度満月を見られる珍しい月でした。
また2018年の最大の満月は12月4日の0時47分ということで、見られる大きさがもっとも大きいということでした。
地球との距離は約35万7000kmです。
その日の夕方17時46分に地球に最接近となります。
2019年2月以降 次のスーパームーンはいつ?
さて2019年はスーパームーンは見られるのでしょうか。
2019年は2月19日~20日にみられました。
この時はとても大きく見えるスーパームーンで話題となりました。
そしてその次のスーパームーンは、2020年4月7日(火)~8日(水)になります。
オリンピックの年なんですね。
しかしこの2020年のスーパームーンは、最大の大きさにはなりません。
スーパームーンの見え方
夕方、日が暮れる頃に東の地平線上に満月が出てきます。
この地平線上にある月と深夜、真上に上がった月ではまた違うのです。
大きさはほとんど同じはずですが、比較対象物のある地平線上にあるときの方が真上にある月よりも大きく感じられます。
これはまったくの錯覚なのですけれど。
スーパームーンはいつの質問について
くりかえしますが、国立天文台によりますとスーパームーンというのは曖昧なものなのだそうです。(https://www.nao.ac.jp/faq/a0207.html)
天文学の正式な用語ではないのですね。
天文学的には地球と月の距離は互いの中心からの距離を測ります。
しかしわたしたちは地球の表面で月を見ているわけですからその時点ですでに厳密な距離とは誤差があります。
天頂付近の月を見るときは地球の半径分距離が短くなっていますね。
約6400kmです。
そして地平線上付近の月に対しては中心からの距離とほぼ同じになります。
というわけで、スーパームーンとか、近点から1時間以内に満月になったときのことをいうエクストラスーパームーンとかいうのはかなり曖昧なものなのです。
ですから国立天文台では次のスーパームーンはいつですかという質問には答えられないそうですよ。
答えられるとすれば、「星占いの先生に聞いてください。」
っていうことになるでしょうか。
最近のスーパームーンの距離
2018年1月2日(月)35657km
2019年2月19日(火)356760km
2020年4月7日(火)356910km
スーパームーンに願い事も出来る?
さてスーパームーンに願い事をするとかなうのでしょうか。
やり方があるようです。
金運アップを願いたいなら、空の財布を月に向けて振ってください。
その時その財布にお金がたくさん入っていることをイメージしてください。
恋愛運向上を願うなら、ロゼワインを注いだグラスを月に向けて、恋が成就したことをイメージしワインを飲み干してください。
願いがかなうかもしれません。
今回のスーパームーンでは既に1月3日になった0時17分頃が南中の時刻ですからそこを狙うのがいいかもしれませんね。
まとめ
月って何だかとっても神秘的ですね。
月を見上げる時、私たちは宇宙の生き物のひとつなんだ、って改めて思える瞬間でもあります。
スーパームーンの月を眺めて、少しゆったりとした気分になってみましょうか。
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