ふたご座流星群2018の見える日と方角や時間は?観望会情報も

ふたご座流星群

ふたご座流星群は三大流星群の一つで、三大流星群の中でも一番大きいと言われています。

一晩中流星が眺められたりするのです。

この機会に一番多く見れる時をねらって、ふたご座流星群を眺めてみませんか?

スポンサーリンク

目次

ふたご座流星群とは

夜空のふたご座流星群

「ふたご座流星群」というと、流星が遠くふたご座からわざわざ地球目指してはるばるやってくるような気がしますよね。

 

でもそうではないのです。

放射点、流星群が飛び出してくるように見える天体上の地点が、ちょうどふたご座の2等星「カルトス」の方向にあるということなのです。

 

ふたご座の方向から見えますよ、という意味なのでした。

この命名は、国際天文学連合によるものなのです。

 

ただし、実際は、その方向のみならず、夜空全体に見えるようです。

「流星群」とは

では、その流星群とはいったいなんなのでしょうか。

 

太陽の周りを公転している彗星から発せられる無数の塵の帯と、地球の軌道が重なるときに見ることができるのが、流星群です。

 

イメージとしては、彗星の軌道上に、彗星の尾のように、無数の塵の帯ができています。

その帯に地球が突入していくのです。

 

そして、そのときに、その無数の塵が地球の大気と衝突し、輝きを発しているのです。

その輝きが流星、流れ星であり、まとまって見えるものを流星群と呼んでいるのです。

三大流星群

毎年ほぼ確実に、流星を出現させる3つの流星群があります。

1月のしぶんぎ座流星群、8月のペルセウス座流星群、そして12月のふたご座流星群です。

 

このなかでも、ふたご座流星群は他の流星群に比べて、早い時間(夜8時頃)から観察が可能なのです。

そしてずっと流星を夜が明けるまで見ることが出来るのです。

これは観察する側からは都合がいいですね。

後はお天気が良いことを祈るのみです。

スポンサーリンク

ふたご座流星群2018

見える日

2018年12月4日(火)から17日(月)まで。

そのうち、12月13日および14日の夜に最もよく見えるようです。

1時間に45個程度見える可能性があります。

よく見える時間

夜10時から翌朝の未明まで。

午前2時頃が最もよく見えるようです。

放射点がほぼ天頂にきます。

見える方向

見え出す時間では、放射点はふたご座の方向、です。

しかし夜空全体に見えますから、特に気にする必要はありません。

観察場所

できるだけ空が広く見渡せる場所。

街灯などのないところです。

この時期は月はすでに沈んでいますから、月明かりには影響されません。

 

日本では星空保護区に認定された石垣島北部の石表石垣国立公園がよく見えることが知られています。

ここは最も多くの種類の星を見ることができるそうです。

六本木ヒルズ ふたご座流星群観望会

毎年六本木ヒルズにて、このふたご座流星群の観察会が開かれています。

 

2018年の予定はまだ発表となっていません。

ですので、昨年の日程を参考に載せておきます。

2017年は次のようにして行なわれました。

開催日 2017年12月14日

時間 19:00~22:00(最終入場は21:30)

場所 六本木ヒルズ森タワー屋上 東京シティビュー・スカイデッキ

参加費 無料です(スカイデッキまでの入場料2300円が必要です)

六本木ヒルズのスカイデッキは、開放された展望台としては都内で最も高いところにあります。

360度遮るものがありません。

ふたご座流星群

冬の澄み渡った夜空で、降り注ぐ流星群を堪能することができるようです。

寒いですから、真冬の服装で。

 

雨天・曇天時は中止です。

ふたご座流星群観察時の注意点

肉眼で観察します。

望遠鏡や双眼鏡を使うと視野が狭くなるので、流星の観察には適しません。

 

夜間は、気温が下がっていますから、服装には十分注意してください。

立ったままでは疲れますので、椅子やシートなどを用意するといいでしょう。

流星の正体

ひとつひとつの塵は、大きさは直径0.1mm以下のものから数cmのものまでさまざまです。

しかし非常に小さいものではありますね。

これらが、地球の大気に秒速数kmから数十kmという猛スピードで突入することになるのです。

ふたご座流星群

そのときに、上層大気の分子と衝突し、プラズマ化したガスが発光します。

この光が流星として見えるのです。

 

地上から150kmから100km程度の高さで発光が始まります。

そして70kmから50kmの高さにくると消滅してしまいます。

 

なかには、燃え尽きずに地上に到達する場合があり、それが隕石です。

しかし、実はこの流星群の正体は完全には解明されていません。

 

ふたご座流星群の元となっている彗星は「フェートン 3200Phaethon」とされています。

このフェートンは1.43年の公転周期(太陽の周りを回る軌道)を持つ近地球小惑星(地球近傍小惑星)の一つなのです。

 

彗星と小惑星がどのように違うのかとか、このような天体の起源や物質についてはよくわかっていないのです。

流星群で思い出すこと

流星群ということばで、天体オールドファンが思い出すのは、ジャコビニ流星群です。

 

1972年10月9日、日本は絶好の観測ポジションにあり、大量の流星が絶対に見られると大騒ぎでした。

 

その夜は日本中の人たちが夜空を見上げたのです。

結果は見事な空振りでした。

なぜ見えなかったのか、天文学者も頭を抱えたのでした。

 

この夜のお話を歌った名曲があります。

ユーミンの『ジャコビニ彗星の日』です。

 

付き合っている彼との別れの予感を、訪れてくれなかった流星群になぞっているのでした。

 

歌詞の中に、

♪シベリアからも見えなかったよと、翌朝弟が新聞広げつぶやく・・・・♪

とあります。

世界中が落胆したのですね。

 

その後の研究によりますと、見えなかった理由は、塵の帯が木星の引力などの影響で、微妙に曲がってしまい、地球の軌道とは外れてしまっていたからのようです。

まとめ

いろいろな角度からふたご座流星群や流星群のことについて語ってきました。

きっとふたご座流星群は見えることでしょう。

みんなで夜空を見上げましょう。

★この記事を読んだ人はこちらも読んでいます↓

プラネタリウムで都心でも星空や宇宙の神秘を感じよう!

宇宙ミュージアムTeNQ(テンキュー)チケット割引と口コミ評判

スポンサーリンク

関連コンテンツ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です