冬至はいつからいつまで?日照時間は?柚湯のお風呂は?

冬至

冬至とは二十四節気の一つです。

日本の季節の中でもとても大事な日のひとつになりますね。

今年の冬至はいつでしょうか。

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目次

今年の冬至は

二十四節気はその年によって少しずつ違う日になります。

祝日である春分の日や秋分の日が年によって違うことは良くご存知ですよね。

それと同じです。

2017年の冬至12月22日になります。

冬至の日の長さ

この日に夜の長さつまり太陽が出ていない時間が一番長くなるのですね。

6月の夏至の時と比較しますと、その時間差は東京では約4時間40分となるそうです。

日本の東端である北海道根室市とではなんと6時間半も違うようですね。

9月23日の秋分の日に昼と夜が同じ長さになって、今はどんどん夜が長くなっているときです。

夏が終わってしまって秋が深まりちょっと寂しさを感じる季節でもありますね。

金木犀が素敵な香りを漂わせてくれますが、逆に「もう寒くなるだけだよ、夜が長くなるよ。」
といわれているようでちょっと辛いのです。

冬至までもう少し頑張りましょう。

冬至を過ぎれば昼の時間が長くなり始めてくれますから。

冬至はいつからいつまで

冬至の日というのは、これから本格的な寒さに向かうよ、というお知らせの日です。

ですからそこから冬至がはじまり、大晦日、元旦を迎え、小寒を迎えるまでを指します。

小寒(しょうかん)とは、寒さが極まる少し前をいいます。

この小寒のことを「寒の入り」と言います。

これから節分までが、最も寒い頃ですね。

2018年の小寒は1月5日からはじまります。

ですから2017年の冬至の期間は12月22日~1月4日までを指します。

冬至にカボチャを食べるのはなぜ

カボチャ

冬至は最も昼の長さが短いですから次の日から昼の時間がだんだんに長くなるというわけですね。

太陽の力がいったん最も弱まり、翌日から再び力をみなぎらせていくということで、「一陽来復」の日とされてきました。

幸運に向かう日というわけですね。

江戸時代に使われていた太陽太陰暦では冬至が一年の起点の日とされていたのです。

そんな日には運のつくものを食べましょう

そこでカボチャ「南瓜(なんきん)」を食べることになったわけです。

ですから古くは冬至七種といって「南瓜(なんきん)」でけでなく「きんかん」、「ぎんなん」、「にんじん」、「れんこん」、「かんてん」、「うどん」を食べるようにしていたようです。

特にカボチャは南瓜と書きますから、陰(北)から陽(南)へ向かうという意味があり縁起が良いとされてきたのです。

科学的にも黄緑食野菜の少ない冬に、ビタミンA鉄分、カロチンの豊富なカボチャを食べることは風邪予防や中風予防、貧血予防に効果的だとされています。

夏に採れるカボチャは長期保存が利き、保存期間に栄養分が増加するともいわれ冬にはとても貴重な食べ物だったのですね。

食べ方はやはり煮物にして柔かく煮て食べるのが一般的だったと思います。

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冬至で食べるカボチャ以外の行事食

カボチャ以外にも、冬至の行事食として冬至粥がありますね。

赤い小豆を煮て、その赤い色のものを食べて邪気を祓おうというものでした。

一陽来復の運を呼び込むという意味ですね。

こんにゃくを食べるという地方もあるようですね。

「砂おろし」といい、こんにゃくを食べて一年の間に体内にたまった砂を出すのです。

いろいろ知ると、面白いですね。

その他の季節の行事食

反対に夏至には何を食べるのかご存知でしたか。

冬瓜(とうがん)だそうです。

冬と書きますけれど夏の野菜です

水分量が多く体を冷やす効果があり蒸し暑い夏至の食欲不振の解消に役立っていたようですね。

冬瓜にはそのほかにも、むくみ予防、ダイエットサポート、便秘予防、高血圧予防といった効能があり是非食べておきたいものです。

ただこの時期は農家は田植えなどで大忙しで冬至のようにゆっくりと言い伝えに従って行事を行う余裕がなかったのであまり根付かなかったようですね。

春分の日や秋分の日に食べるものはよく知られていますね。

春分の日は牡丹餅(ぼたもち)です。

そして秋分の日はおはぎです。

この二つ実は同じものですよね。

季節によって呼び名が変わる珍しい食べ物です。

しかし微妙な違いはあるようです。

たとえば、牡丹と萩の花の大きさの違いからおはぎは小さめに作るとか。

あるいは牡丹餅はこしあんでおはぎはつぶあんとか。秋の獲れたての小豆は皮まで柔かくなるからということのようです。

またもち米を使うかとか、どの状態まで搗きあげるかなどでも違いがあるということもあるようです。

冬至の柚子湯

現在、柚湯に入る理由は「風邪をひかないように」ということが言われています。

ですが昔は、「運」を呼び込むための体の清めでした。

菖蒲湯と同じように、その強い香りで邪気を払うという意味がありました。

実際、柚子湯には血行促進、冷え性緩和、風邪予防あるいは腰痛・神経痛改善などの効果があります。

カボチャを食べるのに似ていますね。

さらに果皮にはクエン酸やビタミンCが含まれており美肌効果もありますよ。

ピネンという香りの成分やシトラールという芳香成分などの柑橘系の香りで心も癒されますね。

是非、柚子湯に浸かって「一陽来復」と唱えてください。

幸運が訪れるかもしれません。

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冬至の柚湯の入り方

お風呂に入れるときは、

・丸ごと入れる

・半分にして入れる

・輪切りにして入れる

・皮だけ入れる

・果汁を絞って入れる

などいろいろやり方があるようですが、お好みで入ってくださいね。

冬至にまつわる言い伝え

冬至には地域によってさまざまな言い伝えがあるようです。

冬至に天気がよければ翌年は豊作

冬至に雷がなれば雨が多い

冬至に南風が吹けば地震・日照り・大雨

冬至に雪が降れば豊作

などなどです。

まとめ

冬の太平洋側は天気が良いでしょうし、日本海側は雪が降っても当然です。

当たり前の天気であれば翌年も順調ということなのでしょうね。

現代では冬至の後にクリスマスやお正月と楽しい行事が続きますね。

古くからの冬至の言い伝えを良く守ってこの時期を健康に楽しく過ごしていきましょう。

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