雨の多い6月は、農作物にとっては大切な恵みの雨になります。
昼間の時間が一年で一番長いので、なんだか時間を得した気分になりませんか?
しかし、10日前後からうっとおしい梅雨に入ります。
この時期は肉体的にも精神的にも体調が不調になりやすくなります。
目次
梅雨時の体調不良の症状
梅雨の体調が悪い時は、次のような症状がある時が多いのです。
肉体だけでなく、精神的にも不調が起こったりします。
肉体的不調
・倦怠感
・頭痛
・めまい
・耳鳴り
・不眠
・食欲不振
・神経痛
・関節痛
・下痢
・便秘
・吐き気
・むくみ
精神的不調
・イライラする
・やる気がでない
・憂鬱になる
・不安感がある
・外出や人に会うのが億劫
・集中力欠如
これらの不調が現れます。
頭痛は片方の頭が痛くなる「片頭痛」が現れることも多いです。
その他、昔のキズがまた痛んだり、アレルギー症状が出てきたりもあります。
梅雨時の体調不良の原因
![雨](https://topitane.net/wp-content/uploads/2017/06/7f331a0c745ac38be5057373db9e03a4_m.jpg)
梅雨時に体調が優れなくなる原因として、「気象病」が影響しているのではないかといわれています。
「気象病」は、梅雨時のように気圧の変化が大きい時に起こりやすいのです。
気圧の変化が大きいと体がその変化に追いつけず、対応出来なくなってしまいます。
体は頑張ってその変化に対応しようとしているので、体に負担がかかり、自立神経が乱れてきてしまうのです。
それが不調となって現れるわけです。
自立神経とは
自立神経とは、自分でコントロールできない自動的に働く神経のことをいいます。
例えば、呼吸や心臓などの臓器を動かすことです。
自立神経には、交感神経と副交感神経があり、この2つがうまくバランスをとって成り立っています。
交感神経は、活動している時や緊張した時、ストレスを感じた時などに働きます。
もうひとつの副交感神経は、リラックスしている時に働きます。
例えばお風呂に入っている時や心地よい音楽を聴いている時などです。
交感神経と副交感神経がうまくバランスよく働いていると、毎日が快適に過ごせるのです。
自立神経以外の原因
![葉の水滴](https://topitane.net/wp-content/uploads/2017/06/e24af01c66d6c81c6c25a6fae707369f_m.jpg)
梅雨時の体調不良には、他にもあります。
それは梅雨時の日照時間の減少です。
雨が降っている日が多くなると、どうしても日照時間が減ってきます。
これは私たちの体にも微妙に影響します。
日照時間の減少は、精神を安定させる働きをするセラトニンが減ってきます。
また体内リズムをつかさどるメラトニンの分泌量にも影響してきて減ってしまいます。
そうすると、やる気が低下したり、イライラを引き起こしたり、うつの原因になったりします。
これらは季節性情動障害と呼ばれていて、太陽を浴びることで予防ができるのです。
ですから季節が変わると解消されます。
うつっぽかったのが季節が変わって改善するので、他のうつ病とは違います。
季節性情動障害は、日照時間が減少する冬の時期にも見られます。
他にもカビで体調不良を起こすこともあります。
私達の周りに普通に存在するカビは、梅雨時に多く発生します。
それを吸い込んで体がアレルギー反応を起こしてしまうのです。
症状は風邪の症状に似ていて、咳や微熱が出ます。
梅雨時の体調管理
自分自身がどのような時にどうなるかよく観察しておきましょう。
そしてこの時期の体調を管理に活かすようにしましょう。
体温調節を!
その日の天気や気温に合わせて、着るものを調節しましょう。
こまめに着たり脱いだりその時の気温と体調に合わせて調節しましょう。
朝晩の気温差も大きくなる時があります。
寒くなりそうな時の外出は、上着を忘れずに持ちましょう。
日光を浴びましょう
少しの時間でもなるべく日の光に当たるようにします。
体調不良に日照不足が原因の時もあります。
軽い運動をする
自立神経のバランスを整えてくれるのものに軽い運動にあります。
積極的に体を動かしましょう。
散歩や体を伸ばしたりするストレッチもおすすめです。
お風呂に入る
お風呂は自律神経をリラックスさせます。
寝る前に湯船につかるとぐっすりと眠れるようになりやすいです。
カビやダニに気をつける
まめに掃除や除湿をして、カビを発生させないようにしましょう。
天気が良い時は、窓を開けて部屋の換気をこころがけましょう。
カビが生えない生活を
![洗濯物](https://topitane.net/wp-content/uploads/2017/06/9872ebb3adaca38376296f18d429e9f7_m.jpg)
カビが嫌いな場所は、風通しがよくて乾燥した所です。
ですから、そういう条件を作り出すようにしましょう。
小麦粉1粒が1つのカビの胞子にとって、自分の体の約1000倍の食料を確保したことになるそうです。
それを元に繁殖しつづけます。
食品の他にも建築内装材、ごみ、ほこりも栄養源になります。
ですから家の中に風を通し、窓を開けて湿気を飛ばして、掃除してごみ・ほこりをためない、カビの嫌いな環境をつくります。
浴室のカビ対策も重要です。
換気扇もあれば使うようにし、湿気を飛ばします。
なければ使用後は、ドアを開けっ放しにして空気を入れます。
扇風機を使ってもいいですね。
あと、下駄箱や押入れなどの除湿も心がけましょう。
手入れをしたはずの靴がカビることもあります。
市販の除湿剤なども試してみましょう。
自然の物としては、炭などもおすすめです。
また、傘は使ったら、すぐに広げて干しましょう。
雨の日はなるべく窓を開けず、晴れた日は押入れ、戸棚を開け放し、窓を開け風をとおしましょう。
![傘](https://topitane.net/wp-content/uploads/2017/06/c32f21fbfe7940d061904a8c5a67c880_m-300x225.jpg)
まとめ
うっとうしい梅雨の季節をうまく乗り切りたいものですね。
家具の配置や間仕切り、戸の開け方などを工夫して、夏に向けて模様替えをしてもいいですね。
貴重な晴れ間をうまく利用して過ごしていきましょう。
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