スーパームーンは不吉?地震との関係は?過去はどうだった?

スーパームーン

スーパームーンでは、月が大きく見えるのです。

満月のときに月が地球に比較的に近いところにあります。

そうじゃないときに比べると、最大で14%も大きいのですからかなり違いますよね。

でも曖昧なものなのです。

スーパームーンについて考えてみましょう。

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目次

スーパームーンという言葉

天文学の用語ではありません。

国立天文台に聞いてみてください。

スーパームーン

「スーパームーンて何ですか?」

残念ながら答えてくれません。

 

「それは星占いの先生に聞いてください。」という答えがかえってくるかもしれません。

美しい満月がいつもよりも大きく見えるという程度のことです。

それによって何か特別なことが起きるということはありません。

2018年のスーパームーン

まあ事実はその通りなのですけれど、せっかくですからもう少しスーパームーンの肩を持った話にしましょう。

今年、2018年はスーパームーンで幕開けしましたからね。

日本時間1月2日11時24分に満月の月と地球が最接近したのですね。

スーパームーンだったのですよ。

スーパームーンとは

そうしましたら、いわゆるスーパームーンってなんのことでしょう?

というところから始めていきましょう。

 

月は地球のまわりを周回していますね。

その軌道は楕円状なのです。

スーパームーン

月と地球が最も近いとき(近地点)はその距離は約35万7000kmとなります。

最も遠いとき(遠地点)は40万6000kmとなります。

この距離は地球と月の互いの中心からの距離です。

単純に約5万kmの差があります。

 

これだけで、見える大きさは14%、明るさでは30%違うのです。

肩を持つといっておきながらなのですが、すでに条件が厳しいのですね。

この近地点にある時にもし月が天空の真上にあったならば、見ている位置は地球の半径分さらに月に近いところなのですね。

地球の半径は約6400kmです

 

地平線近くで見ていたとすれば、おおよそ互いの中心からの距離と一致しています。

このように見る位置によって大きさは異なってきますし、同じ位置に来るまで待っていれば実際の距離は変わってしまいます。

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スーパームーンと天文台

学問的に定義するのはとても難しいのですね。

ですから天文台はこの言葉を使わないのです。

天文台

それではどう表現されるかといいますと、「その年で最も大きな満月」となっています。

逆に最も小さい満月はといいますと、今年は7月28日の5時20分の満月だそうです。

 

両者の地球との距離は約5万kmの差があります。

スーパームーンなどの月の動きと地震

さて、このように定義するのは難しいことですが、この満月あるいは月の動きというものは地球上に発生する地震に影響を与えているのでしょうか。

 

潮の満ち引きが影響されていることはよく知られていますが地震はどうなのでしょうね。

スーパームーン

ある説によりますと、大いに関係があるらしいのです。

満月や新月のころ、月と地球と太陽が直線的に並ぶため、引力が最大となって地球上においては大潮になる。

その引力が地殻を引っ張り、地震の引き金になるのだそうです。

 

もっともらしい説明ですがどうなのでしょうね?

 

最近評判の占い芸人ラブちゃん(※)は1月2日のスーパームーンが影響して、その頃に地震や災害が発生するといっていました。

※「占い芸人ラブちゃん」とは、ニックネームが「ラブちゃん」という本名「斉藤隆仁」さんのことです。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の芸人で、風水や占星術と占い師でも活躍しています。

何もなくてよかったですね。

その程度のものです。

月と地球の距離によって地球上に天変地異が起きることはありません。

心配いりませんよ。

新月だろうと満月だろうと地球の地震を引き起こす原因にはなりません。

 

がんばって調べた人がいて、スーパームーンの時にはわずかながら地震の発生頻度が高いということのようですが、その調査が仮に正しいものであったとしても誤差の範囲です。

現在の科学では地震の予知はできないのです。

過去の月と地震の関係

月が影響しているなどということを証明できる人はいません。

残念ですがそれが現実です。

2016年11月14日はエクストリームスーパームーンとなりました。

近年では、特に最接近して近点から前後1時間以内に満月または新月を迎えることを「エクストリーム・スーパームーン」 (Extreme Supermoon) 、あるいは「エクストラ・スーパームーン」 (Extra Supermoon) と呼ぶ場合があり、このような満月はおよそ18年に1度の割合で観測できる

ウィキペデアより

68年ぶりの地球に最接近した満月だったのです。

大地震や災害を心配する声が上がりました。

結果的には何も起きませんでしたよね。

その程度のものなのです。

やれやれ。

地球と月はパートナー

そうはいっても、巨大な天変地異ならずとも、潮の満ち引きなどが月に影響されているように、地球と月は関係が深いのです。

 

月の存在があるからこそ現在の引力バランスが維持され、地球が太陽との距離を維持していられるのですからね。

 

そうでなければ地球と太陽の距離は変動が大きくなり、例えば日本でも夏は50℃、冬はマイナス50℃なんていう気候になっているかもしれないのですから。

月も重要な地球のパートナーなのです。

お月さまを楽しもう

三日月

そんなことよりももっと単純に今年はお月見を楽しみましょう。

 

昨年2017年はいわゆるスーパームーンが1度もないシャイムーンイヤーでした。

今年は1月2日のスーパームーンの満月に続いて、1月31日にも満月となるのです。

1か月に2度の満月というのは大変珍しいのです。

2015年7月以来のこととなります。

 

次回は2020年10月となります。

またこの2018年1月31日の満月では皆既日食も見られるのですよ。

月と太陽の視直径はほとんど同じであるが、月の地球周回軌道および地球の公転軌道は楕円であるため、地上から見た太陽と月の視直径は常に変化する。月の視直径が太陽より大きく、太陽の全体が隠される場合を皆既日食(または皆既食。total eclipse)という

ウィキペデアより

そして秋になればまた中秋の名月を見せてくれるのです。

お団子をお供えして楽しみましょう。

まとめ

月の動きで地震が起きると確信することはないでしょう。

しかし地球上でも有数の地震地帯にある日本列島に住む私たちは地震への備えを忘れてはいけませんね。

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