朝の情報番組で「夏の危険生物」の特集をやっていました。
その中で、身近でコワイと思ったのは、アカエイの被害です。
そこに出てきた医者は、「今日はこれで3人目だ」と話していたからです。
「えっ、そんなに被害があるの?」と思いました。
特に最近は海水温も高くなっており、浅瀬にいるエイがよく見かけるようになっています。
目次
アカエイが海水浴場の浅瀬に!
水族館で一見、かわいい感じで泳いでいるアカエイ。
アカエイは浅瀬に生息しています。
釣り客やサーフィン他で、アカエイに刺されてしまう人が後をたちません。
アカエイは浅瀬の砂の中にいて、よく見えません。
うっかり、気づかずにアカエイを踏んでしまう、ということがあります。
そうすると、アカエイはびっくりして尾びれを突然、振ってくることがあるのです。
アカエイの尾びれの付け根のところには、毒のあるトゲがあるのです。
トゲの大きさは10センチほどになります。
それが足に刺さり、足が切れてしまったりします。
その痛さは凄いものがあります。
コワ~~イ!
アカエイとはどんな魚?
全長がだいたい1mくらいで、日本や東アジアの沿岸に広く生息しています。
食用としても用いられています。
多くのエイと同じように、平らな魚で背中の正中線という所に小さな棘があり、尾まで続きます。
そして尾の中ほどには数十センチほどの長い棘が1-2本あります。
このトゲに毒があるわけです。
このトゲには鋸歯状の「返し」もあって、一度刺さるとぬけにくく大変です。
刺されると激痛があり、数週間も痛みが続きます。
アレルギー体質の人はアナフィラキシーショックを興すことがあり、気をつけなければいけません。
また、私たちが海に行く機会の多い夏に繁殖期になります。
最近では気象の関係からか、エイが大量発生したりします。
釣りやサーフィン、潮干狩りなどで砂の中に潜んでいるアカエイを踏んでしまって刺されてしまい、大怪我となることがあります。
アカエイに刺されるとどうなる?
普通は何もしなければ刺すことはないのですが、誤って踏んでしまうと刺されてしまいます。
エイは驚いて尻尾を振ったりして、それが足に刺さったりしてしまったりします。
鋭くて硬い尖った毒のあるトゲは、長靴やウェットスーツ、マリーンブーツなど装着していても貫通するのです。
ハンマーで叩かれたような激痛、と表現している人もいます。
「殴打」という表現が近いらしいです。
最初は激痛ですが、だんだんと歩けないほどの痛みがひざ下全体に広がります。
ひどい場合は、発熱や失神、アナフィラキシーをおこす場合もあります。
また、何日かして、治ったと思っても腫れやかゆみがひどくなったりすることもあります。
アカエイに刺されたら?
すぐに病院へ行かれた方がいいです。
なかなか見てくれる病院を探すのが大変らしいですが、検索して電話をかけて見てくれる病院を探しましょう。
応急処置
・すぐに水で幹部を洗浄する
※トゲは返しがついているので、自分で抜くと傷口が広がる可能性があるので、できればそのままにして病院へ行って抜いてもらった方が安全です。
ですが、それができなければ自分でペンチやピンセットで抜きます。
・痛みがひどいので、やわらげる方法として、傷口を約40度のお湯に30分以上つけます。
アカエイに刺されないためには
砂浜の浅瀬では、すり足出歩きます。
小砂利の音を出すようにしながら、ゆっくりと移動します。
普通の陸地の歩行のように歩くと、足を浮かせることになるので、アカエイの上から踏んでしまうようになります。
アカエイを驚かせないように歩きましょう。
まとめ
気象の温暖化でいろいろと今までとは違った環境になってきています。
テレビではほとんどの人がアカエイのことを知らないで海で遊んでいました。
何かあってからでは遅いので、知識としていろいろと知っておくことは、これからの生活では必要になってくると思いました。
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