カツオの美味しい季節となっています。
この時期よく見かけるスーパーに並ぶカツオについて調べてみました。
目次
「初鰹」と「戻り鰹」の違いとは?
カツオの旬は年に2回あります。
春と秋で、春は4~5月を指すことが多く、秋は9~10月になります。
世界中の暖かい海に住んでいて、大群を組んで、えさの小魚を求めて回遊しています。
春から夏にかけて、黒潮にのって日本の海を北上します。
そして、9月になってくると、今度はUターンして南下して行きます。
太平洋に多く生息しているカツオが、春に日本を北上して行く時のその年初めて水揚げされたカツオを「初鰹」といいます。
そして、今度はUターンして南へ戻っていきますが、そのUターンを始めたカツオのことを「戻り鰹」といいます。
日本では、ダシとして鰹節にして、よく使われています。
大変美味しいダシが出るので、一般的によく使われます。
他に刺し身として、よく食べられています。
缶詰の「かつおフレーク」もありますね。
鮮度が命のカツオですので、日本の近くで採れるということは、それだけ新鮮な証拠でもあります。
カツオの主要な産地
静岡、宮城、三重、東京、八丈、高知、宮崎などです。
関東地方では、千葉県の勝浦港が近いので、料亭ではよく使われます。
勝浦港は全国2位の漁獲量を誇ります。(水産庁調べ2015年)
他に千葉県では、川津港で一本釣りのカツオが有名です。
「初鰹」と「戻り鰹」の味の違いは?
春の初鰹は、脂が少なくて身が締まっています。
この時期のカツオは、身に弾力がありプリプリしていて、きめが細かく、噛んだ瞬間には爽やかなカツオの香りがし、爽やかな脂が口の中に広がります。
秋の戻り鰹は、エサをたっぷり食べていることで、脂がのっています。
秋はもっちりとした食感です。
大きくてガッツリとした身は、食べごたえがあります。
カツオの栄養
カツオはタンパク質たっぷりで、高い栄養価があります。
特にカツオの血合い部分には、良質な栄養の宝庫です。
血合い部分には、豊富な各種ビタミンやミネラル、アミノ酸などが入っていて、体のために有効な微量栄養素もとれます。
ですから、捨てずにしっかり食べましょう。
パンテトン酸、ビタミン12、鉄分 、ビタミンB群、タウリン、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、カリウム、カルシウムなど非常に多くの栄養素を含んでいます。
これらは、ストレス対策や貧血予防、疲労回復などに効果的です。
魚の中ではダントツの栄養価です。
カツオのカロリー
カツオのカロリーは、100g中、114kcalになります。
魚類の標準的なカロリーです。
春より秋のカツオの方が脂がのっているため、カロリーも多少高くなります。
しかし、鰹節などになっている場合は、乾燥しているため、あまりカロリーとしては変わりません。
カツオの料理
・カツオを揚げて、カツにしてもおいしいです。
・カツオの和え物
カツオと焼いた甘長唐辛子、にんにく、酢みそ、醤油で和えていただきます。
・たたいて細かくしたカツオと白みそ、大葉、ゴマを和えて、なめろうにしていただきます。
まとめ
こんなに栄養豊富なカツオ。
きっとダシとしては毎日食べていると思いますが、もっとカツオの味そのものを味わっていきたいですね。
魚離れが言われています。
今では調理することが少なくなった鰹のしぐれ煮などにして食べていきたいと思います。
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