東京も広いのです。
新宿や六本木だけが東京ではありません。
地球の果てに来たような気分になれるところもあるのですよ。
行ってみましょう。
行くだけでもたいへんです。
地下鉄の駅に直結しているわけではありませんから。
目次
日原鍾乳洞とは
東京都西多摩郡奥多摩町日原1052にあります、日原鍾乳洞(にっぱらしょうにゅうどう)です。
日本観光鍾乳洞協会というのがあるのですね。
![日原鍾乳洞入り口](https://topitane.net/wp-content/uploads/2018/06/149c085946fad1bf3b8cb512d727cf80_s.jpg)
鍾乳洞といいますのは、石灰岩が地表水、地下水などにより浸食されてできた洞窟のことです。
洞内の珍しい光景が観光や信仰の対象となってきたものなのですね。
この協会は観光鍾乳洞の保存と観光客の誘致拡大を目指しているのだそうです。
9の鍾乳洞が協会員となっています。
もちろんそれ以外の鍾乳洞も多いのですが。
その協会員のひとつがこの東京都の日原鍾乳洞なのです。
地元、奥多摩町の公式HPにはこのように記載されていますよ。
「都指定天然記念物で、関東随一の規模を誇る洞内は、荘厳な雰囲気の白衣観音やガマ岩、天井知れずなど幻想的な空間を創り上げています。
通路は整備され、電灯設備も完備していますので、安心して楽しむことができると思います。
また、気温は年間を通して約11度と、夏は涼しく、冬は暖かな洞内、地下の大宮殿を思わせるおごそかなる雰囲気と、その大自然の神秘を存分に体験できるところです。」
日原鍾乳洞の営業時間
【所在地】東京都西多摩郡奥多摩町日原1052
【営業日】1月4日~12月29日
【営業時間】
4月1日~11月30日 8:00~17:00
12月1日~3月31日 8:30~16:30
【入場料金】
一般 大人(高校生以上)700円 中学生 500円 小学生 400円
団体(25名以上) 大人(高校生以上)600円 中学生 400円 小学生 300円
日原鍾乳洞のアクセス詳細
電車バスの場合
JR東日本青梅線の終着駅である奥多摩駅へ行ってください。
ここは東京都内でもっとも西に位置する駅です。
標高は343mであり、東京都内のJRの駅ではもっとも高いところにあるのです。
青梅線は同じくJR東日本の立川駅から出ています。
乗車時間は1時間10分ほどですが、直通ではなく青梅駅で乗換えとなるのがほとんどだと思います。
料金は637円です。
奥多摩駅からのアクセス
奥多摩駅前にありますバス停「奥多摩駅」から西東京バスに乗ります。
1番乗場から奥20・21系統、日原鍾乳洞方面です。
朝6時台から夕方6時台までおよそ1時間に1本です。
奥多摩駅から都道204日原鍾乳洞線(日原街道)を進みます。
道路狭隘区間があるので、添乗員が同乗し無線誘導をしているそうです。
言っておきますけれど東京都内ですからね。
ネパールとかじゃないですよ。
![日原鍾乳洞入り口](https://topitane.net/wp-content/uploads/2018/06/f2db86d8afc0033c3ec1a9f09863f8c3_s.jpg)
平日昼間は「鍾乳洞入口」まで運行します。
平日朝夕と土日祝日は「東日原」までの運行となります。
日原付近での道路がすれ違い困難となるためだそうです。
「鍾乳洞入口」から目指す日原鍾乳洞までは徒歩約5分です。
「東日原」からは徒歩約25分となります。
「鍾乳洞入口」までの所要時間はおよそ40分程度です。
車の場合
鍾乳洞入口付近の駐車場は利用できます。
有料、500円。
しかし台数に限りがありますので注意してください。
鍾乳洞入口の先にも駐車場はあるのですが、現在そこへ行くための都道204号線が落石のため通行止めとなっているため使用できないのです。
また鍾乳洞の2km手前に臨時駐車場がありますが、そこも台数は限られます。
日原鍾乳洞の見どころ
なんとか鍾乳洞にたどり着いたとしましょう。
何をすればいいのですか?
鍾乳洞内の自然の奇跡を見るのです。
総延長1270m、高低差134m。
天井からつららとなって垂れ下がっている鍾乳石を見ましょう。
![鍾乳洞](https://topitane.net/wp-content/uploads/2018/06/3880b433c56f37fb3c8f0cc493505fb9_s.jpg)
床に固まって上に伸びてきている石筍も見てください。
ひときわ大きいものが「白衣観音(びゃくいかんのん)」です。
ひんやりとした迷路のような洞内を歩きます。
迷子にならないように。
迷路のようですからね。
夏でも長袖の上着が要りますよ。
靴はスニーカーで。
長靴もいいかも。
長い階段もありますからね。
![階段とライトアップ](https://topitane.net/wp-content/uploads/2018/06/7959b7ee3abd38889f53549293c3c89c_s.jpg)
雨の翌日は洞内にも水滴が落ちてくるようです。
雨がっぱを用意してください。
奥深くに突然視界が開ける大空間があるのですね。
「死出の山」です。
ライトアップされています。
死者が行く冥土の旅の出発点なのですね。
![日原鍾乳洞](https://topitane.net/wp-content/uploads/2018/06/f85aa31116ad0dd943cdd87bf3c4d2fe_s.jpg)
食事と宿泊
奥多摩駅の近くにはお食事や宿泊できるところもありますよ。
三河屋旅館(0428-83-2027)
奥多摩駅より徒歩約5分の創業180年の老舗割烹旅館です。
四季の移ろいを楽しめるお食事が用意されています。
日帰り入浴もできますよ。
山田荘(0428-83-2170)
奥多摩駅より徒歩約15分です。
多摩川の渓谷を望みながら温泉が楽しめます。
観光荘(0428-83-2122)
奥多摩駅より徒歩約5分。
奥多摩温泉を利用した肌に優しい美人の湯です。
日原鍾乳洞近くにも宿泊できるところはあります。
旅館静和(0428-83-8381)
四季折々の山里料理をどうぞ。
民宿ねねんぼう(0428-82-8342)
アウトレジャーの宿です。
登山・ハイキング・合宿などに利用ください。
まとめ
まちがいなく東京都にある秘境、日原鍾乳洞。
とても不思議な雰囲気を楽しめます。
ここを知れば本当に東京を知ったことになりますね。
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