RSウイルスがいつもより1ヶ月以上早くに流行しているとのことです。
通常の流行は秋からで、12月にピークを迎えます。
そして3月頃まで続きます。
ほぼ100%が2歳までに罹患するといわれているRSウイルス感染症。
RSウイルスにかかると、いったいどういう症状になるのでしょうか?
目次
RSウィルスとは?
RSウィルス感染症の症状は、2~8日の潜伏期間をおいて、風邪の症状と同じように、熱が出たり、せきが出ます。
秋から冬に多いといわれているRSウィルス感染症です。
そしてこのRSウィルスの怖いところは、大人は軽い風邪のような症状でも、乳幼児が感染すると、細気管支炎や肺炎など重い症状を引き起こすことがあるということです。
ひどい咳だったり、喘鳴、呼吸困難だったり、細気管支炎、肺炎などを起こすことがあります。
もちろん軽くて済むこともありますが、小さい子どもの場合、特に乳幼児の場合は、気をつけなければなりません。
全体的には60%~70%は軽くすみますが、重くなってしまうケースも20%~30%あるわけです。
RSウィルスの感染経路
感染経路は飛沫感染と接触感染です。
小さい乳児のいる家庭で、兄弟が風邪をひいていたり、お父さん、お母さん、おじいさん、おばあさんなどの中に症状が軽くてもRSウィルス感染をおこしていることがあります。
大人に感染しても軽い症状がほとんどです。
周りの皆は、せき、鼻水程度なので普通の風邪と思い、たいして気にしないでいることが多いのです。
それで乳児がRSウィルス感染症にかかるということがおこります。
乳幼児が発熱やゼーゼーの症状が出たら、はRSウイルス感染を疑いましょう。
RSウィルスの症状例
・たんがつまったゼーゼーするせき
・ゼーゼーのどが鳴る音
・発熱
・数時間で突然、症状が悪化
RSウィルスに感染しないために
・手洗いの徹底
・手すりやおもちゃなどの消毒
・咳・くしゃみが続く時はマスク着用
ある母親の体験談
咳が苦しそうで、熱があり、ゼーゼー言っていました。
それが何だかすごく気になって、「これ、普通の風かな?」と思い始めました。
心配になって医者へ連れて行ったら、お医者さんがすぐに検査をしてくれて、PSウイルス感染症と診断されました。
このPSウイルス感染症は特効薬がないそうです。
それで一応薬をもらい、自宅で1週間ほど安静にしていました。
そうすると良くなりました。
熱はいつまで出ているの?
発熱、鼻水は数日続きます。
乾いたような咳がでます。
熱は38度くらいの熱が出ることが多く、39度以上出るのはまれです。
だいたい数日から1週間(4~5日が多い)ほどで熱がひきます。
解熱剤を使用して熱を下げていくようになります。
咳と鼻水が多い時は、去痰薬や咳止めを飲ませて鼻水の吸引を行うことになります。
高熱が続くと心配になりますよね。
初めての感染が重症化しやすいのですが、何回か感染すると、だんだんと軽症で済むようになります。
高熱が出ている時は、まめに水分を飲ませてあげましょう。
水分をあまりとれないような時は、その旨お医者さんに伝えましょう。
脱水症状になるといけないので、点滴治療が必要かもしれません。
まとめ
PSウイルスの特効薬はなので、治療は対症療法が中心になります。
高い熱が出ると心配になりますね。
熱がある時は、静かにさせてあげましょう。
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