絵本作家の舘野鴻(たてのひろし)さんの原画展です。
舘野鴻さんは虫たちのことを精密に描いた絵本で知られています。
その原画展が町田市民文学館で開かれています。
目次
舘野鴻絵本原画展「ぼくの昆虫記-見つめた先にあったもの-」
【開催機関】2018年7月14日(土)~9月24日 (日)
【開催場所】東京都町田市原町田4-16-17
町田市民文学館ことばらんど 2階展示室
【展示時間】10:00~17:00
【料 金】 無料
【休刊日】
・毎週月曜日(祝休日の場合は開館)
・毎月第2木曜日は休館です。
(第2木曜が祝日の時は次の平日が休館になります)
・12/29~1/4
・他に特別整理日が休館となります
【アクセス】
・JR横浜線「町田駅」から徒歩8分
・小田急線「町田駅」から徒歩12分
駅からの徒歩はJR町田駅からの方がわかりやすいと思います。
JR町田駅のそばの町田中央図書館の手前の連絡橋で道路を渡ります。
そして駅を背にまっすぐに進めば、町田市民文学館ことばランドに着きます。
舘野鴻(たてのひろし)さんについて
舘野鴻さん(50)は、2017年に偕成社の絵本『つちはんみょう』で、小学館児童出版文化賞を受賞しました。
そのほか「しでむし」、「ぎふちょう」他数々の図鑑などを制作しました。
ちいさな虫の営みを繊細緻密なタッチで描いています。
舘野鴻さんは、神奈川県横浜市に生まれました。
私は『熊田千佳慕』が大好きなのですが、舘野鴻さんも熊田千佳慕さんに小さい頃より絵を習ったとのことで、影響を多く受けました。
大学進学は北海道の札幌学院大学へ。
北海道の大自然の中で多くの昆虫に出会い、観察しました。大学中退後、無体芸術や報道カメラマンの助手、生け花店などの仕事をこなしながら、音楽や生物への興味を深めていきました。
その後、生物調査などの現地調査に関わり、生物画などイラストを描いたりしました。
そして再び神奈川へ転居。
現在の神奈川県秦野市に居を構えます。
そして今でも、秦野にアトリエがあります。
そこで図鑑などの絵を多く描いています。
写真技術の向上により、図鑑の仕事より絵本の制作を始めました。
絵では写真では伝わりきれない事が表現され、感じられます。
舘野鴻絵本原画展の館内
町田市民文学館ことばらんどの入り口入ってすぐに2階への階段があります。
展示は2階の展示室で行われています。
絵本の世界にいるような写真が撮れるスポットもあります。
また文学館ならではの展示として、アトリエの再現や制作中の絵本の制作過程の録画も見ることができます。
机の上に顕微鏡があり、この顕微鏡で覗いて、小さな小さな虫を描いています。
試しに顕微鏡で見てみてください、とあり、見てみることができます。
子供用には、キーホルダーの虫を見るようになっていますが、大人では目では見えないようなまるでやっと見えるのが『点』しか見えないものがあります。
でも、それを顕微鏡で見ると、ちゃんと虫の幼虫の姿になっています。
「この点が虫!」「すごい!」と思いましたよ。
イベントもいろいろあります。
おはなし会やファーブル昆虫記のDVD上映会などや「舘野鴻公開制作」、対談などあります。
販売コーナー
【利用時間】10:00~17:00
1階に販売コーナーがあり、町田市民文学館ミュージアムグッズほか各種刊行物が手に入ります。
販売コーナーは受付をかねています。
本やキーホルダー、舘野鴻さんが描いた虫のバッジ、絵はがきなどがあります。
喫茶けやき
【利用時間】9:30~17:00
やはり1階入り口横に喫茶があり、飲食ができます。
仕切れてはいなくて、図書館と一体になっています。
舘野鴻絵本原画展の感想
その温かいまなざしが感じられる絵に、思わず虫の世界に入り混んでしまいます。
虫たちの懸命さがよくわかります。
イキイキとした虫たちの生活に思いを広げ、小さくて目立たない虫たちの生態が刻銘に描かれています。
生態の調査を地道にしているので、その生態が解き明かされ、実感をもって描かれたことがうかがえます。
長い時間をかけて観察した昆虫たちはどれもいのちを表現しています。
生き物の素晴らしさが胸にい迫って感じられる美しい絵の数々です。
まとめ
私は熊田千佳慕さんが大好きで、当時開催されていた展覧会に新幹線に乗って見に行ったことがありました。
今回も舘野鴻さんという絵本画家の展覧会に行けてとてもうれしく思いました。
この絵本展から自然のすばらしさ、親しみをみんなに届けていただけたこと感謝します。
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