あっという間に秋も終わると、冬になりますね。
冬至を過ぎればもう来年もすぐそこです。
大晦日には、年越しそばを食べるというのが古くからの日本の慣わしです。
でも、いつ食べればいいのでしょうか。
決まった時間はあるのでしょうか。
また、具材は何がふさわしいのでしょうか。
普通の月見蕎麦やキツネ蕎麦、たぬき蕎麦ではいけないのでしょうか。
そもそもどうして大晦日に蕎麦を食べることになったのでしょうか。
ちょっと悩みそうなことについて調べてみました。
目次
なぜ蕎麦なの?
そもそもどうして年越し蕎麦なんでしょうね。
いろいろ理由があるようです。
長寿の願い
そばのように細く長く生きられるようにという願いが込められています。
災難を断ち切る
そばは他の麺より切れやすいことから、今年一年の悪いもの、厄を断ち切るという意味があります。
健康を願って
そばという植物はとても丈夫で、寒暖が激しかったり、土地が肥沃でなかったとしても生育します。
風雨に打たれても日に当たるとすぐに復活します。
このそばのように丈夫で健康でいられますようにという意味があります。
また解毒作用もあるようです。
ルチンという血圧を下げる効果、動脈硬化を予防する効果のある成分が入っていて、ビタミン、タンパク質も豊富なのです。
古くからのいわれのあることには意味があるのですね。
今年の大晦日もしっかり年越し蕎麦を食べましょう。
お昼に食べてもいいんですよ。
一人暮らしの方も、カップめんでもいいですから食べましょうね。
ちゃんとねぎも入ってますから。
年越しそば、いつ食べる
もちろん大晦日に食べるのですけれど、何時ごろがいいのでしょうか。
結論から言うと、いつ食べてもいいのです。
この日のうちなら時間は関係ありません。
いつ食べるかの考察
大晦日にNHKのお昼のニュースを見ていると、年末ジャンボ宝くじの当選番号の発表、夜の紅白歌合戦の準備の様子が必ず放送されますが、その前に出てくるのが東京神田のお蕎麦屋さんですよね。
大勢のお客さんが、がっつり蕎麦をすすっている様子が映し出されています。
店内はすこし湯気で霞んでいますよね。
アナウンサーが、「年越し蕎麦を食べている皆さんです。」と語っています。
つまり年越し蕎麦は昼間っから食べてもいいわけですね。
お昼ごはんとして年越し蕎麦を食べても問題ありません。
そうする理由は、大晦日の夕食はちょっと豪華に食べましょうという思いがあるのでしょうね。
普通のご家庭では、格闘技か、笑ってはいけないか、あるいはその他のスペシャル番組を見ながら、そのあとは紅白歌合戦に変えたりして。
そしてお酒を飲んで酔っぱらってしまうと、年越し蕎麦を食べ忘れる危険があります。
そこでお昼のうちに食べてしまおうという策略です。
お蕎麦屋さんも繁盛するし、一石二鳥ですね。
でも、お昼は忙しくてお蕎麦を食べる時間がないということだってよくあります。
年末は何かと忙しく慌しく、ゆっくり出来ません。
大晦日もあっという間に夜になってしまいます。
そうなればとりあえず今年もご苦労様でしたと一杯やってしまうでしょうし。
蕎麦を食べるタイミングが難しくなりますね。
でも、日付が変わって来年になる前に食べておきましょう。
しっかり者のお母さんはちゃんと用意してありますよ。
夜遅くなってもちょっぴりでもいいですから食べておきましょうね。
縁起物ですから。
ということで、大晦日に年越し蕎麦は何時に食べてもかまいません。
ただし、必ず年を越す前に食べましょうね。
年が明けてからも食べ続けていると、金運や健康運に恵まれないという言い伝えもありますから、注意してくださいね。
そうはいってもちょっと酔っ払い気味の時はそう固いことをいうなよって行くことになるかもしれませんけれど。
それはそれでしょうがないかもしれませんね。
年越し蕎麦に入れる具は何にしよう?
縁起物ですから、具材も縁起のいいものを入れるようですね。
しかし必ずしも決まりがあるわけではありません。
好きなものでいいんですよ。
参考までに覚えておいて下さい。
海老
海老は長寿のシンボルです。
日本中で縁起のいい食材として親しまれています。
油揚げ
キツネ、お稲荷さんは商売繁盛の神様です。
新年の金運をもたらしてくれるかもしれません。
ネギ
一年の労苦をネギらいましょう。
食欲増進、風邪予防と健康にもいいですね。
神主さんを意味する、禰宜(ねぎ)をイメージし厄払いをしてもらえるという意味もあるそうです。
ニシン
子宝に恵まれるという縁起担ぎに使われるニシン。
京都などでは定番だそうです。
卵焼き、伊達巻き
黄色いものは金色に通じることから縁起物としてしたしまれています。
冷たいおそばで食べたいという人はそれでもかまいません。薬味にねぎを使えば大丈夫ですね。
まとめ
大晦日の最後は、行く年来るとしか、年末カウントダウンスペシャルを見ながら、新年を迎えます。
お酒も飲みながらちょっとしたパーティーのような感じで。
海老とか鯛の尾頭なんかもあったりして。
最近はあまりそういうのは流行らないのかもしれませんが・・・。
日本の大晦日の定番ですね。
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