横浜の山手に西洋館が集まっているところがあります。
そこでは8カ国の世界のクリスマスを見ることができます。
毎年違った趣向で飾りつけられるので、とても楽しみです。
2018年はどんなクリスマスになっているのか、イルミネーションもきれいですよ。
横浜西洋館のクリスマスを紹介します。
目次
横浜山手について
『山手』ですから、その名の通りちょっと山なんです。
坂道を登るのですよ。
その分、当然見晴らしのいいところもあり、海を見ることができるところもあります。
見晴らしのいいところでは景色に見とれてしまいますよ。
そして、おしゃれな洋館があるのです。
港町横浜とクリスマス
150年以上前、日本が世界に向けて開いた、港町横浜。
そこにやってきたヨーロッパの外交官や商人。
彼らが、この遠い異国に住むために、彼ら流の家を建て、それらがまだ残っています。
貴重な文化遺産です。
そして、その建物で、クリスマスに向けてイベントがおこなわれます。
横浜の山の手は、アメリカ山公園や西洋風の建物などいろいろあり、散策していてあきません。
そんな中をクリスマス気分を味わいながら歩くのは異国の風を感じ、最高の気分です。
さぁ、山手西洋館を巡る旅をはじめましょう。
山手西洋館
神奈川県横浜市中区山手町は1860年代に、当時の江戸幕府が諸外国へ領事館用地として貸し出した場所でした。
当然、外交官とその家族、またそのほかの外国人居留者の住宅も建てられました。
日本でありながら、異国情緒あふれる地域だったのですね。
20世紀になりましてからは、日本人も多く住みだし、現在は高級住宅地となっています。
しかし、かつての雰囲気の名残とともに、現存する当時の洋館や、他の場所から移築されたものなど9つの西洋風建築物が点在し、それらは公益財団法人横浜市緑の協会が管理しています。
各館とも観光名所として無料で開放されています。
そして毎年12月には、各館のオリジナルの国々の大使館や観光局とともにクリスマスイベントを繰り広げているのです。
またクリスマスのイベントの時期ではありますが、まだまだバラの花も見ることができて、お得な気分になります。
さあ、天気のいい日にぐるっと一回りしてみましょう。
日が暮れますと、イルミネーションに彩られていますよ。
それでは出発です。
横浜西洋館へのアクセス
JR根岸線石川町駅から出発です。
石川町駅は横浜駅から4つ目の駅で、10分ほどのところですね。
石川町駅元町口(南口)から「山手イタリア山庭園」という案内にそって約300mの上り坂を進みます。
5分ほどで、第一番目の洋館、
「ブラフ18番館」(中区山手町16)に到着です。
ブラフ18番館
こちらは山手町45番地に大正時代に建てられました、オーストラリアの貿易商バウデン氏の住宅を、1993年にこの山手イタリア山庭園に移築したものです。
内部には往時の外国人の暮らしぶりが再現されていて、また元町で作られていた横浜家具も展示されています。
そのお隣にありますのが、
「外交官の家」(中区山手町16)です。
外交官の家
明治時代にニューヨーク総領事、トルコ大使などを歴任した外交官内田定槌の1910年建築の東京渋谷南平台の19世紀後半に発展していたアメリカビクトリア風邸宅を1997年にこちらに移築したのです。
国の重要文化財にも指定されています。
立教大学で教鞭をとっていたJ.M.ガーディナーの設計によるものでした。
庭園からは、みなとみらい地区を見通すことができます。
さらに山手本通りを15分ほど歩きますと、
「テニス発祥記念館」に到着です。
「日本庭球発祥之地」という碑が置かれています。
1876年に日本ではじめてのテニスコートがここに作られたとされています。
そのテニスコートのクラブハウスにもなっていますのが、
「旧山手68番館」です。
旧山手68番館
1934年に建てられた外国人向けの住宅で、1986年にこちらに移築されました。
元町公園方面へ15分ほど歩きますと、
「ベーリックホール」(中区山手町山手町72)に到着です。
ベーリックホール
1930年に建築された、英国貿易商ベーリック氏の邸宅です。
アメリカ人建築家J.H.モーガンの設計によるものですが、大変大きな邸宅です。
インターナショナルスクールの寄宿舎となっていたほどでした。
そのお隣には、
「エリスマン邸」(中区元町1-77-4)があります。
エリスマン邸
1926年建築の、スイス人貿易商エリスマン氏の邸宅です。
山手町127番地から1990年に移築されました。
さらに進みますと、
「山手234番館」(中区山手町234-1)があります。
山手234番館
1927年建築の外国人向けのアパートでした。
1980年頃までは実際に使われていたのですね。
そこから10分ほどで到着しますのが、
「山手111番館」(中区山手町111)です。
山手111番館
1926年、アメリカ人ラフィン氏の邸宅としてJ.H.モーガンの設計により建築されました。
そのすぐ北側にあるのが、
「イギリス館」(中区山手町115-3)です。
イギリス館
1937年建築の英国総領事公邸でした。
さて、これらの建物におきまして、
横浜山手西洋館 世界のクリスマス2018日程
「山手の丘で巡る8つの国の物語」が開催されます。
【開催期間】2018年12月1日(土)~25日(火)
【開催時間】9:30~17:00
土日祝日は18:00まで
【休 日】期間中休みはありません。
※公式の西洋館マップはこちらから↓
http://www.hama-midorinokyokai.or.jp/yamate-seiyoukan/map.php
各館をその国の特色あるクリスマスで彩ります。
山手公開西洋館イベント
各館では多彩なイベント、クリスマス関連イベントがあります。
無料のものも多くあります。
また、コンサートやギャラリー展示などもあります。
ブラフ18番館のクリスマス
・フィンランド共和国
北欧フィンランドのクリスマスを館内のそれぞれのお部屋の中で幻想的に展開されます。
外交官の家のクリスマス
・スペイン王国
クリスマスの伝統的なお菓子が紹介されます。
旧山手68番館のクリスマス
・エクアドル共和国
キリスト降誕の人形飾りエミナントを展示します。
ベーリックホールのクリスマス
・ドイツ連邦共和国
ドイツの家庭の温かく素朴なクリスマスが演出されています。
エリスマン邸のクリスマス
・モナコ公国
ラグジュアリーでありまた家庭的なモナコのクリスマスに触れられます。
山手234番館のクリスマス
・イタリア共和国
現代のファッショナブルなイタリアのクリスマスが展開されています。
山手111番館のクリスマス
・エストニア共和国
クリスマスマーケットの屋台や民俗衣装が展開されます。
イギリス館のクリスマス
・英国
古くスコットランドのクリスマスを紹介しています。
山の手西洋館 イルミネーション2018点灯
~光のファンタジー~
2018年11月22日(木)~12月31日(月)
【点灯時間】日没~23:00
上記西洋館8館にて、
建物全体を電飾で煌びやかに飾ります。
また前庭、植栽なども点灯されています。
「外交官の家」は植栽のみです。
「テニス発祥記念館」ではおこなわれていません。
★イタリア山庭園キャンドルガーデン2018
12月22日(土)日没~19:30(荒天の場合は翌日)
キャンドルの光が優しく揺れ、周りを照らします。
とてもロマンチックな一帯になります。
まとめ
いろいろ見て回りましたね。
イギリス館から10分ほどで、元町・中華街駅に到着です。
お腹が空いていませんか?
そんなに急いで帰らずに、中華街によって行きましょう。
歩き廻った後に、冷たいビールと餃子なんかはいかがですか。
充実した1日になりました。
★この記事を読んだ人はこちらも読んでいます↓
コメントを残す