2017年6月22日のニュースで、ヒアリが発見された後、他にいないか確認・調査をしていた環境省の職員がヒアリとは別の「アカカミアリ」というアリを発見しました。
このアリは、本土では今まで生息していなかった種類のアリで、硫黄島(東京都)、沖縄本島、伊江島(沖縄県)には定着していたというアリです。
このアカカミアリがヒアリと同じく100匹ほど発見され、駆除されました。
ヒアリ(強毒)が日本で発見された!刺されるとどんな症状に?その対処法は
このアカカミアリもヒアリ同様、ヒアリより毒性は弱いものの、刺されるとアナフィラキシーショックをおす可能性もあるということで、注意が必要な危険なアリです。
ヒアリ同様、特定外来生物です。
今回はこのアカカミアリについて調べてみました。
目次
アカカミアリの特徴
http://gairaisyu.tokyo/species/danger_04.html
アカカミアリの原産は、アメリカ南部や中米になります。
体長は3ミリ~8ミリほどで、全体に赤茶色で、頭部は褐色をしています。
生息場所は比較的開けた土地やゴルフ場のような草地にいます。
食性はヒアリと同様に雑食性ですが、小型節足動物も捕食します。
刺すときは、集団で噛み付くので、見つけたら刺激しないように十分気をつけましょう。
アカカミアリに刺されると
アカカミアリに刺された場合は、やけどのような傷みや水泡状の腫れがあり、人によってはじんましんが出たり、アナフィラキシー状態になったりします。
危険な特定外来生物に指定されているので、十分注意が必要です。
アカカミアリに刺された時の対処
刺された直後は安静にしましょう。
毒性はヒアリよりは弱いとされ、海外でも死亡した事例はないとのことですが、アナフィラキシーは怖いので、医療機関で刺されたことを告げて、診てもらうのが一番でしょう。
どんな経路で神戸港に?
ヒアリと同じ神戸港で発見されたアカカミアリですが、ヒアリとはそもそも分布している場所が違うということで、同じコンテナにヒアリとアカカミアリが積まれる可能性はないということです。
それではどこから来たのか、ということになり、ただ今調査中とのことです。
この2種類のアリの発見場所である神戸港には複数の大学があるということで、周辺の住民や学生は警戒しています。
アリは注意していても小さくて、見えないので、困りますよね。
神戸港と環境庁は対策を考えて、対処してくれていますが、刺されたら一大事なのでどうにかして排除してほしいものです。
今回のことで、全国の主要な港で毒アリの確認調査を始めたそうです。
まとめ
各地にヒアリやアカカミアリが広がっていかないようにしてもらいたいものです。
広がってからでは遅いので、広がらないうちに駆除していくのが一番です。
みなさんももし見つけたら、触らず、地方環境事務所等に通報しましょう。
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