寒天は食物繊維たっぷりで、便秘予防にも最適!
健康効果もいろいろありますので、どんどん使っていきたいですよね。
その前に、これら寒天基本的な使い方をおぼえていきましょう。
目次
基本の利用方法
糸寒天
・寒天と水の割合は?
煮溶かす時、糸寒天は12~13本で4gほどになるので、これに対して水は500ccの割合が基本になります。
・戻した方
使う前にざっと洗ってから、たっぷりの水に20分ほど浸けておきます。
戻りましたら、しっかり水気を絞ります。
これで料理にこのまま利用できますが、寒天の独特の食感をいかしたい時は水に浸けておく時間をを少なめにします。
・煮溶かし方
鍋に分量の水を入れ、戻した糸寒天を入れます。
中火にかけてよくかき混ぜて、煮た立てます。
沸騰したら弱火にして、寒天のかたまりがなくなるまで煮溶かし、透明感が出たら、火を止めます。
棒寒天(角寒天)
・寒天と水の割合は?
煮溶かす時は、棒寒天は1本が8gなので、これに対して水は500ccの割合が基本になります。
・戻した方
使い前にざっと洗い、たっぷりの水に入れて、30分くらい水に浸けておきます。
その後、しっかり絞って、適当な大きさにちぎります。
・煮溶かし方
煮溶かし方は糸寒天と同じです。
かたまりが残っていると、なめらかにならないので気をつけます。
粉寒天
・寒天と水の割合は?
煮溶かす時は、粉寒天4g(たいてい4gで1パックになっています)に対して、水500mlの割合が目安です。
・煮溶かし方
鍋に分量の水と粉寒天を入れます。
ゆっくりと混ぜながら、火にかけ沸騰させます。
最初から温かいお湯に加えてはいけません。
お湯に加えるとダマになるので、必ず水から加えます。
ジュースや調味料やスープなどに溶かす時も冷たいうちに粉寒天を入れます。
沸騰したら火を弱めて、あと2分ほど混ぜながら寒天を溶かします。
他の食材を加える時は、寒天が完全に溶けてから加えましょう。
※少量の粉寒天をとかす時は
粉寒天を少しだけ使う時は、電子レンジを利用して溶かすと便利です。
少し大きめの耐熱容器に水を入れ、粉寒天を振り入れて、ラップはかけないで電子レンジで1分加熱。
すると、大きく泡立ちます。
大きく泡立つので、容器は大きめがいいのです。
また、ラップをしないこともポイントになります。
いろいろな使用方法
寒天液に液体を加える時
まだ温かい寒天液に、ジュースや牛乳など冷たい液体を加えると、温度が急に下がってしまい、寒天が部分的に固まりはじめてしまいます。
そして均一に混ざらなくなることもあります。
そういう時は、加える液体の温度を人肌程度(30~40度)に温めます。
または、寒天液を火にかけた状態で加えると、なめらかになります。
酸味があるものを加えたい時
レモンやグレープフルーツ、キウイなどの酸味の強い果物や酢などを加えて加熱する場合、分解反応がおきます。
そうすると、固まらなくなります。
こうした酸味の強いものを固めようと思う時は、火を止めて、冷まし、粗熱がとれてから加えるようにします。
その他の注意
レシピなどを見て、その分量で料理をする時は、寒天の種類によって凝固力に違いがあるので、注意が必要です。
粉寒天のレシピで、他の棒寒天や糸寒天で作ろうと思う時は、レシピを参考に自分で調節しながら作りましょう。
粉寒天はすぐに溶けますが、棒寒天や糸寒天は溶けるのに時間がかかります。
蒸発する水分の量を考慮したり、少し多めの水で煮溶かしてみましょう。
参考)「棒寒天1本(8g)=粉寒天4g」で、凝固力は同じです。
また、棒寒天や糸寒天をたくさん食べる時は、水分をたっぷりとりましょう。
寒天がお腹の中で水分を吸収して膨らみます。
そうすると、便が固くなってしまいます。
飲み物やスープなどと一緒にとるのがおすすめです。
保存方法は?
きっちりとビニール袋や保存容器のフタをして、直射日光が当たらない場所で常温で保存します。
保存できる期間は約2年です。
まとめ
寒天を使いこなすポイントを覚えて、いろいろな料理に挑戦しましょう。
慣れればとっても簡単におやつや料理に使えます。
どんどん使って、毎日の健康生活に役立てましょう。
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