近年、雷が全国各地で増えていて、先日もテレビで報道されていました。
都市部での落雷も目立つようになっています。
香川の高松市での野外ライブが中止になったり、多摩川の花火大会でも直前に中止になりました。
目次
いろいろな雷の事例
多摩川花火大会の落雷
特に2017年8月19日の多摩川の花火大会では、急に天候が悪化。
花火を楽しみにしていた大勢の人々が、避難する騒ぎとなりました。
上空に冷たい空気が入り込み、寒気が流れ込んで地上と上空の温度差が出来、上昇気流が発生して積乱雲が発生、雷雲ができました。
その河川を後から確認した所、河原に立てられたポールの根本の草木がえぐられていました。
病院へ搬送される人も出てしまいました。
平成25年8月の長野県諏訪市の花火大会
急な激しい雨で交通機関は運転見合わせとなりました。
一時約6,000人余りが帰宅できなくなりました。
低体温症の方も出てきて、大変だったのです。
特に河原のような避難する建物が見当たらない時などどうすればいいのでしょうか。
屋外の落雷サインから身を守るには?
なるべく高架の方へ向かいます。
小さい小屋などは避け、コンクリートでできた構造物の中や橋の下へ避難します。
そしてなるべく早く駅方向へ移動します。
周囲に何もない河原のような広い敷地では、傘を捨ててしゃがみます。
その時に「雷しゃがみ」という姿勢をとります。
「雷しゃがみ」の仕方
1.荷物は手に持たないで、地面などに下ろします。
2.できるだけ体を低くしてしゃがみます。
雷は高く突き出た場所に落ちやすいので、体を低くするのです。
3.低い位置で左右のかかとをつけて、つま先立ちになります。
両足の間隔はできるだけ狭くし、両足をできればくっつけます。
両方のかかとをつけるのは、万が一の時を考えてです。
雷が地面から伝ってきて、足から侵入してきた時に、上半身へ電気が流れないようにするためです。
つま先立ちでかかとが地面から浮いていると、片足から反対の足へ電気が伝って、Uターンさせるようにです。
また、つま先立ちは地面への接点を小さくするためでもあります。
足を広げておくと、落雷が地面から足へ流れ、体に電流が流れてしまうからです。
両足をくっつけておくと、電気が抜けるところがなくなり、もう片方の足へ抜けます。
4.両手で耳を押さえて耳を守ります。
これは、雷が近くの地面に落ちたら鼓膜が破れる心配もあるからです。
雷は結構大きな音なのです。
ですから耳を押さえてやり過ごすしかないのです。
このような姿勢をとって自分の体を守ります。
注意事項
この姿勢で身を守っている時、決して手を地面につかないように気をつけてください。
また、人と人の間隔はなるべく開けてください。
30mは離れた方がいいとしています。
家の中の雷対策
なるべく家の中では部屋の中心にいるようにします。
水道管のそばは避けましょう。
雷の電気が伝って来ることがあります。
軒先は危険ですので、注意しましょう。
雷の時は自動車の中は安全
自動車の中は安全です。
自動車に雷が落ちても車体を伝って、地面に電気が逃げます。
ですが、車の金属部分は危険ですので触らないようにしましょう。
中に方に身を寄せておきます。
雷の兆候
積乱雲がもくもくしてきたら、注意が必要です。
そして雷鳴が聞こえ始めたら、落雷の危険を考えます。
雷は雨が降り出す前に鳴ります。
もし、山や川、ハイキングなどでは、雨が降り始める前に避難します。
まとめ
近頃は天候が不順で、異常気象と言われてることも多くなっています。
正しい知識を身につけて、安全を最優先して考えましょう。
人の目で光ったのを確認できたり、ゴロゴロとか聞こえたら、かなり近くまで来ている証拠。
おもてにいるのを辞めた方がいいでしょう。
十分、気象情報に気をつけて安全に毎日を楽しみましょう。
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