都会にある新宿御苑は都内でも人気のサクラの見所なのです。
新宿の高層ビルを背景にお花見ができますよ。
新宿御苑のサクラの種類や見頃について調べてみました。
2020年もきれいな桜が見れることでしょう。
目次
新宿御苑について
かつては、国の農業試験場であったり、皇族のゴルフ場であったりしたこの新宿御苑。
現在は環境省が管理する国民公園です。
広さは58ヘクタール、周囲が3.5kmの庭園なのです。
フランス式整形庭園、イギリス風景式庭園そして日本式庭園を巧みに組み合わせています。
園内には旧洋館御休所、旧御涼亭など、皇室ゆかりの歴史的建造物もあります。
四季折々の自然を楽しむことができる場所です。
毎年4月の桜の時期に、内閣総理大臣主催の桜を見る会が開催されることはよく知られていますね。
また1989年2月にはあいにくのみぞれ降る寒風のなかで世界各国の弔問客を招いての昭和天皇大喪の礼が執り行われたところでもあります。
新宿御苑の基本情報
【開園時間】9:00~16:00 (閉園は16:30)
【休園日】月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)、年末年始(12/29~1/3)
【特別開園期間】(期間中無休) 春 3/25~4/24、 秋 11/1~11/15
【入園料】一般200円 小中学生 50円
【アクセス】東京都新宿区内藤町11
・東京メトロ 丸の内線 新宿御苑前駅から徒歩約5分 (大木戸門へ)
・東京メトロ 副都心線 新宿三丁目駅から徒歩約5分 (新宿門へ)
・JR 千駄ヶ谷駅から徒歩約5分 (千駄ヶ谷門へ)
・JR、小田急線、京王線 新宿駅南口から徒歩約10分 (新宿門へ)
【駐車場】
普通車200台 利用時間 8:00~19:00 普通車3時間まで500円、以後30分毎100円
※お問い合わせ先は 新宿御苑サービスセンター 03-3350-0151
新宿御苑へのアクセス
新宿御苑へはJR新宿駅から行くと、少し歩かなければなりません。
近いのは地下鉄の副都心線「新宿三丁目」駅か丸ノ内線「新宿御苑」駅です。
駅から歩く場合は以下の出口になります。
・「新宿」駅なら南口に出て、徒歩10分です。
・副都心線の場合は「新宿三丁目」駅で降りた場合は、出口E5から徒歩5分です。
・都営新宿線の場合は「新宿三丁目」駅のC1、C5出口から徒歩5分です。
・「新宿御苑」駅の場合は、出口1から徒歩5分です。
新宿三丁目駅から一番近いのは、新宿門になります。
駐車場は、大木戸門の隣になります。
千駄ヶ谷駅から行く場合は、千駄ヶ谷門になります。
新宿御苑の桜の種類と数
春の桜のシーズンは、東京でも有数のお花見スポットとなります。
新宿御苑のサクラの歴史は、明治時代に皇室行事として国際親善のための「御桜御宴」が大正6年から昭和13年まで、この地で行われたことが始まりになります。
以前の園内には約70種のサクラがあったそうですが。
それから全国からのサクラの苗木の提供を受け、大正8年には、約160種1560本のサクラが植えられたそうです。
日本の当時の著名な園芸学者であった福羽逸人は新宿御苑はサクラの本数も多く、また種類数においても他に例のない日本における名花の御苑であると評しています。
その著書である『回顧録』では、新宿御苑の桜の代表品種であるイチヨウ(一葉)とフゲンソウ(普賢象)を「観桜会で賞玩(しょうがん 褒め上げる、驚嘆する、鑑賞する)すべき品種」としています。
特にイチヨウとフゲンソウをとても見る価値のある八重桜であると評していました。
現在もなお、約65種類、1100本の桜の木があります。
新宿御苑それぞれの桜の見頃
種類によって開花期が微妙に違いますので、かなり長い期間にわたってお花見を楽しむことができます。
順を追ってご紹介しましょう。
2月中旬~3月中旬
カンザクラ
ひょっとすると1月から咲き始めているかもしれません。
園内のサービスセンター前に咲くカンザクラが一番早く咲くといわれています。
隣の蝋梅がまだ咲いていて、黄色とピンクの競演となっています。
3月下旬~4月上旬
ソメイヨシノ(満開)
シダレザクラ(咲き始め)
オオシマザクラ(咲き始め)
お花見桜のエースともいえるソメイヨシノが満開となります。
新宿御苑のサクラの中では、約420本ともっとも本数が多いのです。
満開時には園内がピンク色に染まります。
同時期にシダレザクラやオオシマザクラも開花を始めます。
春が深まっていくのが分かりますね。
4月中旬~4月下旬
ウコン
チョウシュウヒザクラ
ギョイコウ
カンザン
フゲンソウ
実はソメイヨシノが散ってしまってからが、新宿御苑のサクラは本番を迎えるのです。
新宿御苑のサクラの代表品種のイチヨウがかわいらしいまん丸の八重を満開にしてくれるのです。
イチヨウは約160本もあるのですよ。
そのほかにも黄色いサクラのウコンが咲き誇ります。
花びらの色がピンク系ではなくウコン染めの鬱金色に似ていることからこの名前がつけられています。
チョウシュウヒザクラも人気がありますね。
大輪の紅紫色の花がとても人気があるのです。
ギョイコウは緑色のサクラとして知られています。
淡いクリーム色の花びらに、黄緑色のラインが入ったやや小ぶりな八重咲きのサクラです。
さらに、紅色の八重桜の代表品種カンザンや小豆色のフゲンソウも満開となります。
新宿御苑の花見について
新宿というどこからでもアクセスしやすい一等地にあり、これだけたくさんの品種を、長くにわたってお花見を楽しめるという新宿御苑です。
是非、今年の春は行っておきたいでですね。
ご近所のさくらの名所も数々あるとは思いますが、こういう歴史のある有名な場所でのお花見も経験しておくべきでしょうね。
こんな素敵なサクラの名所でにぎやかに大宴会といきたいところですが、お役所が管理している公園なので、あまり羽目をはずすことはできません。
お酒の持ち込みは禁止です。
新宿御苑の園内の施設について
園内にレストランはありますが売店はありません。
16:30には閉園となりますので、ライトアップした夜桜見物ということもできません。
残念ですが、しょうがありませんね。
まとめ
明るいうちにしっかりとサクラ見物を楽しんで、暗くなったら新宿へいって何でも好きなものを飲んで食べて満足して帰りましょう。
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