ハーブは、古代から役に立つ植物として愛されてきました。
そんなハーブは、丈夫なので育て方も容易で、またどんどん増やすこともできます。
新鮮でおいしくて、香りもいいハーブを身近で育ててみませんか。
ここでは初心者でも育てやすい鉢植えのハーブの育て方を紹介します。
目次
ハーブを鉢やポットで購入した場合の育て方
ハーブには、種類によってそれぞれ育てる環境の違いがあります。
乾燥を嫌うものや暑さを嫌うもの、加湿を嫌うもの、寒いのが苦手な物など、性質に合った環境で育てる必要があります。
基本的には丈夫なので、置き場所と水やりがきちんとできていれば育て方は簡単です。
またほとんどのハーブは肥料をあまり必要としません。
病虫害も少ないので、手がかかりません。
鉢植えの置き場所を考える
日当たりの良いところで鉢を育てる
ほとんどのハーブは太陽の光が大好きです。
日なたで育てましょう。
日陰では、日照不足になり、徒長(枝が延びすぎてひょろひょろしてしまったり)病虫害が発生しやすくなります。
一日5時間以上の日光を当てましょう。
※コンクリートの照り返しに注意
ベランダに鉢を置く時は、コンクリートの床の照り返しに注意が必要になります。
レンガなどを敷いたりして、照り返しによる高温にならないように工夫しましょう。
※鉢は土の上に直接置かないようにします。
鉢が直接地面につくと、地面の方に根が延びてしまったり、地面から病原菌や害虫が入り込むことがあります。
レンガや台の上に置くようにします。
鉢植えは風通しの良い所で育てる
風通しの悪い所で育てると株が蒸れてよくありません。
できるだけ風通しの良い所で育てるようにしましょう。
耐寒性のないハーブは冬は室内へ鉢植えを入れる
寒さに弱いハーブは室内で育てるようにしましょう。
レモングラス・アロエ・ゼラニウム・(スイートバジル)
※スイートバジルは一年草と呼ばれています。
冬越しが難しいため、一年草と呼ばれています。
鉢植えの水のやり方
忙しいと、ついつい水をやり忘れてしまいます。
ハーブは、どちらかというと丈夫なのですが、それでも水を忘れると弱ってしまいます。
水やりを忘れないように管理しましょう。
加湿を嫌うハーブ
![ローズマリーの花](https://topitane.net/wp-content/uploads/2017/03/50b7b6de0dc6caf45d7a626c13e0065f_m-300x200.jpg)
セージ・ゼラニウム・タイム・オレガノ・ラベンダー・ローズマリー・ヒソップなど
上にあげた地中海沿岸が原産のハーブは、年間降水量が少ない気候で育っています。
そのため加湿を嫌い、水を与えすぎると根腐れをおこして枯れてしまいます。
ハーブはそれ以外の園芸用の草花と違い、同じような感覚で水をあげると水をやり過ぎてしまいます。
これらのハーブは、用土の表面が乾いてから水を与え、やや乾かし気味に育てます。
また、長雨に当てないように注意しましょう。
乾燥を嫌うハーブ
ミント・シソ・レモンバーム・ミョウガなど
こちらの乾燥を嫌うハーブは、水が足りないと葉がしおれてしまいます。
用土が乾かないうちに水を与えるようにします。
特に暑い夏場は気をつけて、水を与えるようにします。
一日1回の水やりでは足りない時があるので、こまめに表土をチェックしてください。
肥料の施し過ぎ
ハーブは他の草花より肥料を必要としません。
必要以上に与えないようにしましょう。
肥料が多すぎると根が痛んで弱り、枯れてしまいます。
鉢植え用のハーブの苗の選びかた
健康なハーブを選んで、元気なハーブの気をいただきましょう。
![ハーブを育てる](https://topitane.net/wp-content/uploads/2017/03/c983a3ceb36ee08f24f74c20bc39700a_m.jpg)
ハーブの苗選びのポイント
・苗の購入時期
苗の購入時期としては、生成期を中心に出回ります。
出回り始めたら、すぐに購入する方がたくさん収穫できていいと思います。
特に一年草のハーブは短期間に生育するので、多年草のハーブよりもお店に置かれた期間が長いと、状態が悪くなりがちです。
放置されたハーブの苗は、肥料切れや根が痛んだりしやすいので、入手後にうまく育たないことがあります。
ハーブの苗は、出まわりはじめたら早めに買うのがいいでしょう。
・よく苗の状態を見る
ハーブの苗は園芸店で直径9cmくらいのビニールポットに入れられて、売られているのをみかけますね。
苗を購入するときには実際に手にそのポットを手にとって、病虫害がついていないか、よく見ます。
次に株の根本を見て、ぐらつかないか、徒長していないか、根詰まりしていないかどうかを見ます。
下の方の葉が枯れていないか、葉先が枯れていないか点検します。
そして、葉先までピンとしているものを選びましょう。
まとめ
ハーブは初心者でも気軽に育てられる植物です。
またベランダでも鉢植えなら気軽に育てられます。
キッチンの側に置いたら、キッチンガーデンのようで便利ですね!
ハーブの効能もたくさんあり、香り良く、料理に使え、育てる喜びも与えてくれるハーブをあなたも育ててみませんか?
身近にあれば、好きな時に自由に使えます。
きっと心和んで、生活に彩りをもたらしてくれると思います。
さぁ、ハーブを元気に育てましょう。
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