これからの時期、気になるのが蚊!
緑の多い所に行くときは特に気になります。
また、就寝時やじっとしている時、あのブ~ンという音とともにどこからともなく現れ、まとわりつく憎き蚊!
とても不快ですね。
蚊に刺されてかゆい上に赤く腫れ上がったり、時には病気も引き起こします。
この夏知っておきたい「蚊の対策」と知識ををご紹介します。
目次
蚊による人への影響
世界にいる蚊の種類は、世界3,000種類、日本には100種類の蚊がいます。
世界では年間70万人以上が蚊が原因で亡くなるということです。
昨年代々木公園でデング熱の感染者が出て、消毒したり、一時公園が封鎖されたり、大騒ぎになりました。
ではどうすればこの嫌な蚊を遠ざけることができるのでしょうか?
梅雨になり、いよいよ蚊の活動シーズンになってきました。
6~7月で蚊の発生率が上昇します。
蚊を発生させないようにするには
蚊は気温が25度~30度で吸血活動が活発になります。
蚊の一生は、卵(1~2日)からボウフラ(6~7日)になり、サナギ(1~2日)になって、成虫になって1ヶ月生きます。
成虫になってから、早いものは2日らいで、産卵が可能になります。
産卵場所も水が2~3ミリくらい、1ccあれば産卵できるということで、凄い繁殖力です。
ですから水が溜まりやすいと思われる場所を週1回、お掃除しましょう。
入れ物やコンビニの袋、外にある傘立て、植木鉢のお皿にたまった水、雨といなどを水が溜まってないかチェックしましょう。
そして蚊を発生させないようにしましょう。
蚊が媒介する病気
デング熱
ネッタイシマカなどの蚊によって媒介されるデングウイルスの感染症。
比較的軽症のデング熱と、重症型のデング出血熱とがあります。
2~7日の潜伏期間の後、高熱や激しい頭痛、関節炎、発疹などの症状が現れます。
感染しても発症しないことも多くみられます。
特効薬などはありません。
死亡率は1%ほどです。
ジカ熱
3~7日の潜伏期間があり、急性の発熱、非化膿性の結膜炎、頭痛、筋痛、関節痛を起こします。
主にヤブカよって媒介されるジカウイルスによる感染症になります。
症状はデング熱と似たようなものになりますが、デング熱よりは軽い症状です。
死亡率は1%未満です。
※追記
ジカ熱の媒体となる蚊は、日本国内では「ヒトスジシマカ」のみになりますが、海外では「ネッタイシマカ」もジカ熱を媒体する蚊となります。
★ジカ熱は人から人へも感染しますので、流行地へ渡航する方は注意が必要です。
日本脳炎
主にコガタアカイエカによって媒介されます。
日本脳炎ウイルスによっておこるウイルス感染症で、ヒトに重篤な急性脳炎をおこします。
症状は頭痛、発熱、吐き気、意識障害などです。
発病したあとの致死率は20~40%と高く、後遺症が残る場合もあります。
代表的な蚊の種類
・ヒトスジシマカ (昼に刺す、人が大好き、かゆみがかなり強い)
・アカイエカ(夜に刺す、寝ている時に刺す、強い)
・チカイエカ(昼夜問わず、一年中)
蚊の対策
飛ぶ力を弱くする
蚊は飛び力が弱いので、風があると感覚が鈍くなり、うなく飛べなくなります。
ですので扇風機を使うと、蚊を追い払うことができます。
室内に入りこまれないようにする
蚊は窓や玄関から入ります。
蚊が嫌うアロマスプレーや、網戸用虫よけを吹き付けておいてもいいでしょう。
◆ 網戸を閉めても蚊は入ってくる?
私も部屋を閉め切っているのに、どうして蚊がいるんだろうとおもったことがあります。
あなたもそう思ったこと、ありませんか?
それにはちゃんと理由があるんです。
例えば網戸ですが、網戸の使い方が違っているのです。
手前の窓と奥の窓のすき間から入ってくるのです。
蚊は、網戸と窓のすき間から侵入するのです。
ですから、窓の開け方で網戸と窓のすき間ができないようにすればいいのです。
網戸の使い方に気をつけましょう。
◆ マンションの高層階は安心?
蚊は風速2メートル(そよ風程度)以上あると飛べないのです。
また、高さも15メートル程度が限界なのです。
ではなぜ、高層マンションにも蚊がいるのでしょう。
それはマンションの入口で、人が入ってくると、肩などに止まり、エレベーターで一緒に上がってくるからです。
人についてくる蚊ですが、人だけでなく、犬について部屋に入ってくることもあります。
蚊は、犬の足から出る汗の臭いも好きなので、犬についてきてしまうのです。
ですから、高層階でも安心、という訳ではありません。
寄せつけないようにする
蚊は汗の匂い、黒っぽい色を好みます。
こまめに濡れたタオルで汗を拭いたり、明るい色のファッションを心がけましょう。
また蚊はお酒の匂いも大好きです。
体温が高めの人も刺されやすくなります。
こういった場合は虫除けも併用するといいでしょう。
就寝中に気になる蚊、どうする?
寝ている時に蚊が飛んでいて気になったら、照明をつけます。
そうすると、蚊は暗いところに止まるので、そこを狙って、仕留めます。
その時、確実に蚊を仕留めるには、叩き方があるのです。
蚊は飛ぶ力が弱いので、ほぼ上下にに飛んでいます。
普通両手で左と右から、パチンと叩きますが、それでは逃げられてしまう可能性が高いのです。
その時は上下に叩くといいということです。
でも、とっさにやろうとすると、どうしても左右になってしまいますよね。
ですが、今度から努力して上下に叩くようにしようと思います。
刺されて痒い時は?
気をつけていても刺されてしまい、かゆくて仕方なかったらどうしたらいいでしょうか。
体を守る上で、脳は「かゆさ」より「冷たさ」を優先するのです。
ですから、まずは冷やすのが効果的です。
また、刺されているのを発見したら、テレビの「ひるおびハテナ?」で放映していたことがあります。
それは・・・
そのまま最後まで蚊に血を吸わせてやること
① 蚊は血を吸う際「唾液」を体内に送り込む
→「唾液」がかゆみの原因② 途中で叩くと、唾液が体内に残りかゆくなる
③ 最後まで吸わせてやると唾液も一緒に吸い取ってくれる
ということでした。
蚊よけにおすすめな植物
蚊が嫌がるというだけで、効果というほどでもないかもしれませんが、蚊が嫌う香りを発しやすい植物ということだけでも置いてみる価値はありそうです。
1)ゼラニウム
2)レモングラス
3)ペパーミント
やはり絶対的にこれがいいと言えるものはありませんが、薬品などを使うのがやはりいちばん効果的なようです。
蚊取り線香やベープマット、虫コナーズ、殺虫スプレーなどがありますね。
いろいろ試して、この夏を乗り切りましょう。
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