鋸山のアクセスは?服装は?日本寺の大仏や地獄覗きが迫力あり!

鋸山

浦賀水道と呼ばれます東京湾の入口、三浦半島と最も接近しているあたり、房総半島の南部、ここにありますのが「鋸山」です。

石材として利用されます房州石(凝灰石)からなる山で、江戸時代から盛んに採石が行なわれていました。

 

そのため山肌が、石を切り出した跡が幾何学的に鋸の歯状に見えるのです。

それがこの「鋸山」の名前の由来なのです。

 

そしてこの山全体が日本寺(にほんじ)の境内なのです。

日本寺は、8世紀に開山された曹洞宗の寺院で、山号は乾坤山(けんこんざん)です。

絶景を楽しむとともに、宗教的な祈りの場でもあります。

ご紹介していきましょう。

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目次

鋸山のアクセス

鋸山日本寺案内図

【所在地】千葉県安房郡鋸南町鋸山

電車アクセス

・JR内房線 浜金谷駅からロープウェー山麓駅
・JR内房線 保田駅から遊歩道をとおり表参道

車アクセス

富津館山道路 富津金谷インターチェンジ、鋸南保田インターチェンジから国道127号線へ出てください。

ロープウェー入口駐車場または鋸山登山自動車道(通行料1000円)にて鋸山山頂駐車場

東京湾フェリー金谷港からロープウェー山麓駅

鋸山への駐車場

ロープウェー入口(山麓駅)駐車場 無料

国道127号線を南下し、金谷神社を左折してすぐのところにあります。

収容能力200台です。

ロープウェーにすぐ乗ることができますが、行楽シーズンは渋滞します。

鋸山山頂駐車場 無料

ロープウェー山頂駅の近くにあります。

鋸山登山自動車道(通行料1000円)にて上ってくる必要があります。

大仏口駐車場 無料

鋸山登山自動車道(通行料1000円)にて上ってくる必要があります。

鋸山日本寺駐車場 無料

鋸山観光自動車道(無料)から大仏広場方面への途中にあります。

鋸山のロープウェー

ロープウェー乗場は、浜金谷駅、金谷港から徒歩約10分ほどです。

【営業時間】

2月16日~11月15日 9:00~17:00

11月16日~2月15日 9:00~16:00

【料 金】

大人(12歳以上) 片道 500円  往復 930円
小児(6歳以上) 片道 250円  往復 450円

【所要時間】片道約4分

通常15分間隔にて運転しています。

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鋸山の観光登山へ

ロープウェー山頂駅につきましたら、景色を眺めてください。

山頂の標高は329mです。

それぞれの見どころまでは、途中途中に道案内の看板があるので、わかりやすいです。

 

それほど高くはないのですが、周りに遮るものがなく、遠くまで見渡せます。

天気が良ければ、東京湾方面を見ますと遠くに富士山が見えます。

富津岬の向こう、都心の方角にはスカイツリーも見えますよ。

景色

浦賀水道には1日700隻の船の往来があります。

フェリー、海上自衛隊の艦船、さらにアメリカ海軍の航空母艦も見えるかもしれません。
遠くの景色を楽しみましたら、目の前の絶景を見に行きましょう。

日本寺

拝観料

日本寺の管理所にて拝観料を納めてください。

日本寺の入り口の近くには、ロープウエーの山頂駅があります。

【日本寺拝観料】
大人 600円
小人(4~12歳) 400円 

日本寺の百尺観音

百尺観音

砕石跡に刻まれた、高さ30mの観音様(磨崖仏)です。

6年がかりで、1966年に完成しました。

航海、航空、陸上交通の安全を祈願したものです。

鋸山の地獄のぞき

地獄覗き

瑠璃光展望台(山頂展望台)にあります。

高所恐怖症の人はやめておいたほうがいいです。

岸壁

高さ100mの崖に、突き出したテラス上の岩場です。

しっかりとフェンスに囲まれているというものの、足がすくみます。

鋸山の千五百羅漢

山頂展望台から大仏広場へと向う途中に千五百羅漢があります。

江戸時代、1779年から1798年にかけて、名工、大野甚五郎英令が27人の弟子とともに、刻んだ石仏です。

1553体あるそうです。

 

西国観音、聖徳太子、弘法大師護摩窟など各所にありますのでよく見てみましょう。

そしてその途中には1798年に48歳で亡くなった甚五郎の墓もあります。

鋸山の大仏(薬師瑠璃光如来)

道案内

大きな大仏です。

台座からの高さは31mあります。

1783年に大野甚五郎英令が岩山に彫刻したものです。

長年の風雪により崩壊したものを、1969年に彫刻家、八柳恭次の指導にて復元されました。

鋸山への服装は?

階段

鋸山に登るといっても、ロープウエイや車を利用し地獄覗きまでなら普通の格好で大丈夫です。

コンクリートの階段を登るだけですので。

地獄覗きへ

無料駐車場から大仏を見て、地獄のぞきまで歩くのは階段が多くなりますので、少し疲れるかもしれませんが。

それでも普通のスニーカーなどで身軽な格好なら大丈夫です。

日本寺の由緒

聖武天皇の勅願により、行基によって725年に開山されました。

法相宗、天台宗、真言宗と改宗し、徳川時代からは曹洞宗となっています。

 

仁王門には慈覚大師作とされます金剛力士像が安置されています。

観音堂には十一面千手観音像が祀られています。

大黒堂には空海の作とされます大黒尊天が祀られています。

 

1321年に作られました梵鐘の鐘は国の重要文化財に指定されています。

この鐘は現在の栃木県佐野市の天宝寺から鎌倉の浄妙寺へ渡りそしてこの日本寺へと移ったものでした。

 

2007年に再建された薬師本殿にはご本尊の薬師瑠璃光如来が安置されています。

東方浄瑠璃世界の教主で、瑠璃光を以って衆生の病苦を救うのです。

 

源頼朝は1180年の石橋山の戦いに敗れた後、真鶴から船で安房に逃れました。

鋸南町には源頼朝上陸地の碑があります

日本寺にて武運を祈願し、手植えした蘇鉄の木が樹齢800年を超え、現在も境内に残っています。

 

その後、平家を打ち破り、鎌倉幕府を開きますと、日本寺の修復に尽力し、薬師本殿を再建したのでした。

元日には、朝5時より開門し、ご来光を拝むことができます。

是非一度訪れてみてはいかがでしょうか。

まとめ

鋸山はよくテレビなどでも紹介され、特に地獄覗きが有名ですね。

思わず足がすくむような断崖絶壁です。

このスリルが味わいたい人はぜひどうぞ!

周りの風景もよく、すがすがしい気分になれる所です。

何回も訪れたくなるところです。

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