強い毒を持った外来生物ヒアリが連日見つかったとの報道がされています。
7月14日にも横浜港でヒアリが700匹以上見つかり、衝撃を与えています。
横浜港の様子、また、ヒアリの繁殖が拡大した時は、どんな被害になるのか、調べてみました。
目次
ヒアリの横浜港での発見
7月14日には、神奈川県横浜港の本牧ふ頭で見つかり確認されました。
国内でヒアリが見つかったのは7例目となります。
こまた、国内で初めて地面での繁殖となりました。
横浜港のコンテナ置き場に、敷き詰められたアスファルトがあり、その割れ目に巣が発見されました。
成虫(働きアリ)500匹、幼虫100匹以上、さなぎ100匹以上発見され、計700匹以上となっています。
地中で繁殖していた可能性も高いとのことです。
しかし、卵を生む女王アリは見つかっていません。
女王アリは、一般的に臆病だということで、巣に異変がおきる状況だと安全なところに真っ先に避難する習性があるとのことです。
そしてオスが確認されているので、羽を持つ女王アリが出てきていた可能性もある、とのことです。
新しい女王アリには羽があるとのことで、飛ぶことができ、飛んでいって離れた場所に巣を作っていたら、大変です。
こんなに多くのヒアリが見つかり、横浜港の周辺は騒然としています。
ヒアリの女王アリ
ヒアリの女王アリは、一日に200個以上の卵を産み、すごい勢いで増えていき、新たな女王アリが生まれ、巣分かれします。
新しい女王アリには羽があり、飛ぶことができます。
新しい女王アリが出てきて、飛んだ場合は、半径10km単位でモニタリングのシステムを置かないといけなくなります。
環境省は、舗装のすき間などを埋めたりして繁殖を防ごうとしています。
横浜港の本牧ふ頭の巣
横浜港の本牧ふ頭のコンテナヤードのアスファルトの割れ目ということで、縦横20~40cm、深さ10cmになります。
この割れ目は、香港から運ばれたコンテナ近くの溝になるそうです。
500匹以上のメスの働きアリと羽のあるオスが5~10匹、さなぎと幼虫がそれぞれ100匹にもなり、これら全部を殺虫剤で駆除したということです。
これだけのヒアリがいたということで、繁殖の可能性もあることから、この場所から周囲2キロを調査するとのことです。
捕獲わなや毒えさを置いたりもする予定です。
今の時点ではターミナル以外の場所ではヒアリの確認はありませんが、周辺には注意喚起の貼り紙がされました。
周辺には、横浜港のシンボルタワーや海釣り施設などがあり、また有名な山下公園も近くにあります。
山下公園はヒアリの好きそうな明るい平地で、芝生もあります。
とても心配ですね。
でも、今のところ、他には確認されていません。
この情報があってから7月の3連休となっている日は、横浜港のシンボルタワーなど近辺では、いつもは大勢で賑わっているのに、ぐっと観光客の姿が少なくなっています。
神奈川県横浜市中区本牧埠頭1-16(D-5バース)
まとめ
ヒアリがあちこちで確認され、広がっています。
これ以上広がらないように、一早い終息が望まれるところです。
海外の情報では、やはり広げない対策が一番だと言われています。
死亡するとの確認がとれていない、として、その表現をホームページから削除したとの報道もありましたが、やはり集団で襲ってくるヒアリはコワイものがあります。
これからは、より一層意識して気をうけていかなければならないでしょう。
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