引越しっていうのは、荷物を移動して住む場所を替えるというだけではないのですね。
人間社会の様々な煩わしいこともいろいろ処理しなければなりません。
それらすべてを含めて移り住むこと、それが現代の引越しです。
さあ一気に片付けてしまいましょう。
目次
引越しが決まったら、まず最初にやること
役所への届け出
まず、どこに住んでいる人なのか、何市、何区の人だったのが、今度はどこの市、区の人になるのかそれぞれのお役所に届けなくてはいけません。
例えば東京都町田市から神奈川県相模原市中央区に引っ越すのであれば、実際に引越しをする前後2週間のうちに町田市役所または最寄りの市民センターに転出届を提出する必要があります。
そして、引っ越ししてから2週間以内に、相模原市中央区役所に転入届けを出してください。
この手続きが済んで晴れて新しい街の住人となれるのです。
これは住民税、選挙権、被選挙権その他お子さんの学校のことなんかに関わるとても大事なことです。
必ず期限内に行いましょう。
同じ市区町村への引っ越し
もしも同じ市区町村内での移動でしたら転居届という簡略な手続きだけで済みますよ。
転入届はいりません。
国民健康保険、国民年金などの住所変更は転居先のお役所でできます。
印鑑登録証明は旧住所のものは廃止届けを提出し、新たな住所で登録し直してください。
運転免許証の住所変更はお近くの警察署で行えます。
自動車の車検証にかかわることは、最寄りの陸運事務所で手続きしてください。
自動車保管場所や自動車税にかかわってきます。
電気、ガス、水道
また、電気、ガス、水道についても届け出が必要です。
引っ越しする前にそれぞれに電話して手続きしましょう。
現在の住所での使用分の精算や新たな住所での使用開始にかかわってきます。
電気とガスは民間会社ですが、水道はいまだに水道局というお役所が管理しています。
応対に少し違いがありますけど、気にしないでください。
また特に引越しシーズンだったりすると電話も繋がりにくいことがあります。
お気をつけください。
固定電話、NHK
その他、固定電話、NHK、など請求書が定期的に届くものがあれば、事前に連絡しておく必要がありますね。
郵便局
郵便局にも旧住所への郵便物の転送依頼をお忘れなく。
6か月は転送してもらえます。
銀行・保険会社
銀行や各種保険会社へも連絡しておいてください。
勤務先
そして当然のことながら、勤務先にもきちんと届ける必要がありますね。
一般的には、通勤手当に関わってきますし、また万一の時の通勤経路での災害の処理にも必要なこととなります。
ご近所への挨拶はどうする?
ご近所への挨拶も大事なことですね。
今まで親しくしていた方々には、ちょっとしたお礼の品を添えてご挨拶しておきましょう。
この辺のことはお付き合いの度合いによっていろいろですので、お相手ごとに考えてください。
引っ越し前の挨拶
今までお付き合いの薄かった方にも、引越し当日はトラックの駐車があったりしますから、一言ご挨拶はしておいた方がいいでしょう。
引越し後の挨拶
そして引越し先でも同様にしておいた方がいいでしょう。
できることならば、引越し前に、引越し当日のトラックの出入りなどにつき一言お伝えし、あわせてご挨拶できればいいのですが。
なかなか難しいですよね。
引越し当日または翌日くらいに済ませましょう。
ご挨拶に伺う時間
ごあいさつは午前10時から午後7時くらいに行うのがいいと思います。
お留守の方が多いでしょうから上手くいかないのですけれどね。
一戸建ての場合は向こう三軒両隣、そして必要であれば裏のお宅にもということになりますね。
マンションなんかのときは、両隣と上下階ということになるでしょうか。
特に集合住宅ではちょっとした騒音振動が問題視されることがあります。
顔見知りかどうかでトラブルを回避できることもありますから、ご挨拶は大事だと思います。
ご挨拶の品
お渡しするものは、1000円程度の洗剤かタオルなどが無難でしょう。
冬場であれば、入浴剤もいいかもしれません。
お礼とかご挨拶とか粗品といった外熨斗(そとのし)にてお渡ししましょう。
あまりこだわる必要はありませんが、ご年配の方などには好印象を持ってもらえるかもしれません。
ご挨拶の重要性
一般の住宅地においては大事なことですよね。
特に初めての土地だったりすると、その地域の特性なんかも教えてもらわなければなりませんからね。
また、見知っておくことで、万一の時の対応も変わって来ますから。
小さいお子さんやお年寄りが何か危ない目に合いそうなとき、知っている人なら何かしてあげられますよね。
知らなければ手を貸していいのかどうか迷ってしまうかもしれません。
他人に関わらないというのが現代風ですけれど、きちんとご挨拶してお互いに知り合っておくと安心なこともありますよね。
一人暮らしの場合の挨拶
但し、都会に住む一人暮らしの女性となりますとちょっと違ってきます。
男性の場合にしても、都会のマンションの一室に住んでいたりしますと、隣の人と顔も合わせたことがないなんて普通ですよね。
ホテルの一室にいるようなものです。
都会の繁華街の駅の近くに一人住まいというような場合は、特に女性は近所への挨拶などは必要ありません。
普通の住宅地とは違いますね。
どうするべきか迷うようなときは、その住宅の仲介業者さんに聞いてみましょう。
そのとき、もししっかりと教えてくれないようならば、その業者へ依頼すること自体を辞めましょう。
仲介業者なんていくらでもあります。
しっかりと信頼できるところを選びましょう。
引越し先の新しい土地
引越しにはいろいろとありまして、念願かなって希望の土地に行けるということもあれば、なんらかの事情でやむを得ずそうせざるを得ない、なんていうこともあるでしょうね。
心弾む引越しならば準備も楽しくできるでしょうし、何か失敗があっても笑って済ませますよね。
そうでないときは、気が滅入るばかりで何にもやる気にならないどころか泣きたくなってしまうということもあるかもしれません。
難しいですけど前向きに考えましょう。
引越しによって住む場所を変えることで運勢も好転すると思うのです。
どこかお好きな神社仏閣に行き、おみくじを引いてみてください。
きっと大吉ですよ。
「住まいを変えて福。幸運が訪れる。」
なんて書いてあるはずです。
何事も気の持ちようです。
悪いことばかりは続きません。
気分を変えて頑張りましょうね。
引越し先の方位が悪い時
新たな住所地が現在の住まいからすると方位が悪いっていうこともあるかもしれません。
気にしなければいいのですが、気にする人もいますよね。
そういう場合は引越し前に吉方、運勢の良い方角へ旅行に行きましょう。
日帰りでもかまいません。
楽しく過ごせば気分も変わり運勢も変わります。
それでもまだ不安な人は、方位除けのお祓いをしてもらいましょう。
神奈川県でしたら寒川神社がいいかもしれません。
まとめ
なにはともあれ、引越しは大事です。
荷物の整理からはじまって、新しい土地に馴染むまでの時間がかかります。
何から手をつけてよいのか、わからなくなってしまいますよね。
ひとつ、ひとつ、落ち着いて片付けていきましょう。
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