寒天の食物繊維が体にとって、とても役にたつことがもうすでにわかっていますよね。
ところで、この寒天が「がん」にもかかわりがあるっていうのも知っていますか?
寒天とがんとの関わりを調べてみました。
目次
寒天とがんとの関係
寒天の「固まらない」という性質をうまく利用することで、がん予防が期待できるのです。
寒天は酸性の強いもの、たとえばレモン汁などと一緒に煮たりすると、冷めても固まらなくなります。
これは、本来は固めようとする性質がある食物繊維なのですが、酸によってバラバラに分解されてしまうことで固まることができなくなってしまいます。
加熱することによって、寒天のその構造が溶けてほどけているところに、酸の影響を受けて固まらない性質になるのです。
この固まることのできない寒天に含まれている成分に、抗がん作用があるのではないだろうかと期待されています。
この寒天の成分は、元々の食物繊維の働きを失い、腸から体内へと吸収されます。
これを「がん細胞」に加えてみたところ、細胞の核がバラバラに壊れ、がんが抑制されるということがわかってきました。
※参考記事 http://d.hatena.ne.jp/maruyama1949/20110402/1301777711
固まらない寒天を利用するには?
寒天は取扱いが微妙なところがあり、レモン汁を加えても固まってしまったりもします。
それはどうしてでしょうか?
そのヒントは、加熱時間にあったのです。
では、どうすればいいのでしょうか?
固まらない寒天の基本の作り方
粉寒天、角寒天、棒寒天とも同じやり方になります。
1.寒天液にレモン汁を入れる
2.火にかける
3.沸騰してから3分加熱する
また、この加熱時間を調節すると、寒天のかたまり具合が違ってきます。
3分が一番、とろっとした食感になります。
加熱のし過ぎには注意してくださいね。
水分が蒸発してしまいます。
固まらない寒天のレシピ
くずレモン寒天がけ
<材料>
水 2カップ
粉寒天 4g
レモン汁・砂糖 各大さじ2
1.アルミ以外の鍋(レモンという酸を使うので)にすべての材料を入れ、かき混ぜてから火をつける。
2.沸騰するまで、木べらでかき回し、沸騰したら木べらを置き、火を弱火にして、3分加熱する。
3.耐熱の容器に入れて、粗熱がとれたら、冷蔵庫で冷やす。
上を青菜のおひたしや納豆、オクラ、豆腐など、おかずにかけていただきます。
お好みで醤油を分量かけてください。
まとめて作っておくといいですよ。
冷蔵庫で1週間くらいもちます。
また、フルーツを食べやすい大きさにして、くずレモン寒天をかけて食べてもOK!
ヨーグルトにもいいですね!
トマトレモンドリンク
トマトジュースにくずレモン寒天を入れます。
分量はだいたい半分ずつくらい、お好みで。
かき回してからいただきます。
トマトジュースでなくても、他のジュースでも同じように使えます。
いろいろ試してくださいね!
まとめ
寒天って、ほんとうに使える食材なのですね!
知れば知るほど、健康にいい食材なのがわかります。
それにしても、寒天が固めたいのに固まらないとか、固めたくないのに固まるとか、いろいろあります。
これも自分で何回か挑戦して、感覚を掴んでいくのが確かのようです。
どっちにしても、体にいいことは確か。
もっとどんどん使っていきたいと思います。
コメントを残す