強い毒性を持つ外来種のヒアリが一時話題になりました。
しかし、話題後もその後も日本国内で発見されています。
そんなヒアリですが、なんと「わさび」の辛味成分が苦手だということがわかりました。
これは、兵庫県立大学 橋本佳明准教授らがその実態を日本不用動物昆虫学会のオンライン版に発表しました。
目次
ヒアリの研究
橋本佳明准教授らは、、ヒアリが定着してしまっている台湾において、「わさびシート」というものを使って防虫効果の検証をしました。
これは、わさびの辛味成分である「アリルイソチオシアネート」というものを練り込んである「ワサビシート」なるものです。
ワサビシートのわなにかかったヒアリは死んでいたといいます。
これは大発見ですね!
ワサビシートを使って、積荷を覆えばヒアリの入り込みを防げるのです。
今、世界中にヒアリが拡大しているので、これ以上広げないためにもこのことが役立てられるように技術開発に力をいれたいそうです。
わさびとは
わさびは日本原産のアブラナ科の植物です。
涼しく水がきれいなところに育ちます。
本わさびと西洋わさびがあります。
日本原産のわさびを本わさびと呼んで他のわさびと区別しています。
西洋わさびは、別名ホースラデッシュと呼ばれています。
西洋わさびは生命力が強く、栽培も簡単です。
辛味が強く、香気もあり、香辛料として親しまれています。
わさびの辛味成分
わさびの辛味成分の「アリルイソチオシアネート(AITC)」は、現在でもいろいろなところに使われています。
お弁当用の防腐剤として使われていたり、車のエアコンのカビや悪臭の防止に活用されています。
わさびには、抗酸化作用や解毒作用、抗炎症作用などがあります。
ビタミンB1の合成増強やビタミンCの安定化、消化吸収作用などの働きもあります。
世間を騒がせる「病原性大腸菌O157」にも高い抗菌力を発揮します。
お刺身にわさびをつけて食べるのは、味をようするだけでなく、菌の繁殖も防いでくれているのですね。
チェーブわさび
チューブわさびは、残念なことですが効果はさほどないようです。
これは西洋わさびが使われていることが多いからです。
西洋わさびは効果が弱いのです。
まとめ
やっかいなヒアリを防げればいいですね。
世界中のヒアリの拡散防止に役立てばどんなに貢献できることでしょう。
これからの研究に期待します。
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