白洲正子のライフスタイル―暮らしの遊び展|能と武相荘

ポスター

美への造詣が深い随筆家の「白洲正子のライフスタイル」というイベントが開かれます。

多くのファンに愛されている白洲正子の展覧会は見逃せませんね。

どんなことが紹介されているのでしょうか?

開催日程、場所、他お届けします。

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目次

「白洲正子のライフスタイル―暮らしの遊(すさ)び展」

入り口

【開催期間】2019年10月19日(土)~12月22日(日)
【会 場】 町田市民文学館ことばらんど 2階展示室
【所在地】 東京都町田市原町田4-16-17

【開館時間】開館時間 10:00~17:00
【観覧料】 一般:400円、大学生・65歳以上:200円、高校生以下無料
 ※団体割引あり
 ※10月19日(土)、10月26日(土)、10月27日(日)、11月3日(日)、12月22日(日)は入場無料
 ※着物を着ていくと100円引き

チケット購入

2階へ

チケットは1階で購入してから2階へ上がります。

チケット購入のカウンターには、白洲正子関連の書籍なども売られています。

白洲正子のライフスタイルの展示内容

白洲正子の愛用品が展示されています。

白洲正子の言葉で、文化は「一人一人のその日その日の生活の中にある」と言われています。

好きなことにこだわり、楽しい時間を過ごした白洲正子の暮らしぶりが覗えます。

・陶器
・着物

・アクセサリー
・文具
・自筆原稿
・夫・白洲次郎の足跡

リビング

白洲正子の暮らしていた部屋が再現されています。

ほとんどのものは武相荘からお借りしたもので、白洲正子の愛用品です。

日常、愛されてきた品々を見ることができます。

 

展示されていた正子の言葉でいい言葉が紹介されていました。

何でも良いから一つ、好きなことに集中して井戸を掘りなさい。

 

また、ビデオで白洲正子の紹介が5分ほどでまとめられているのでぜひ見てみましょう。

白洲正子と次郎

1階の喫茶脇の棚にも白洲正子の本が並んでいます。

手にとって読むことができますよ。

関連イベント

朗読で旅する「西国巡礼」

西国産十三ケ所の巡礼のエッセイである「西国巡礼」を朗読します。

白洲正子が感じた西国を体感しましょう。

申込み不要の朗読会です。

直接2階展示室へ。

お時間がゆるす方はぜひ参加されてはいかがでしょうか。

【日 時】11月10日(日)14:00~15:00
【定 員】先着60名
【朗 読】阿南京子(FMさがみパーソナリティー)

展示解説(ギャラリートーク)

こちらも申込み不要です。

解説が加わると、ぐっと理解が深まります。

日程、時間が合えばどうぞ。

町田市民文学館ことばらんど2階展示室へ。

【日 程】11月9日(土)、19日(火)、12月10日(火)、22日(日)
【時 間】14:00~(40分程度)
【解 説】白洲正子展担当学芸員

白洲正子プロフィール

【誕 生】1910年1月7日
【没 年】1998年12月26日(88歳没)
【職 業】随筆家
【配偶者】白洲次郎

白洲正子は東京永田町で生まれ、幼い頃より能を学びました。

そして14歳で女性としては初めて能舞台に立ちます。

当時は女人禁制であった能の舞台です。

 

そして女子学習院を卒業して、父(樺山愛輔)について渡米します。

この時14歳。

 

米国ハートリッジ・スクールを卒業して、1928年帰国。

米国では寄宿舎でスポーツに明け暮れていたといいます。

帰国後も能の稽古は続けていました。

 

白洲正子は日本の風土、美術工芸などに広く興味を持ち続け追求しました。

その翌年である昭和4年19歳で白洲次郎と結婚します。

この結婚も白洲正子の意思(一目惚れ同士)でした。

このことからも白洲正子の強い意思の持ち主であったことがわかります。

 

白洲次郎との間に二男一女をもうけました。

その後、戦火から逃れるため、鶴川村に移転しました。

この鶴川村での住処が現存している「武相荘」です。

 

戦後、小林秀雄・青山二郎・河上徹太郎あんどの文士集団に入りました。

そして古典文学、工芸や骨董分野、自然などの随筆を執筆することになります。

 

処女出版は「お能」でした。

その他「きもの随筆」、「忘れ得ぬ人」、「西行」「かくれ里」など自伝、夫の伝記など著作は50冊に及びます。

白洲正子のことば

「時代に取り残されたようなところに日本の美しさがある」

「旅は道草が楽しい」

白洲正子と武相荘

白洲正子が移り住み暮らした白洲邸は、平成13年に記念館「武相荘」として開館しました。

旧白洲邸は東京都町田市にあり、小田急線鶴川駅から歩いて15分くらいのところにあります。

 

引っ越して住んだ当初より、すまいに「武相荘」と名をつけていました。

武蔵と相模の境にあるところから名付けられたそうです。

 

2人が東京から移り住んで生涯を過ごした「武相荘」には、四季折々の姿と思い出がそのまま残されています。

現在は多く庶民に公開されており、白洲正子が骨董好きであったこともあり、骨董市も年に何度か開かれています。

喫茶けやき ことばらんど店

喫茶メニュー

文学館(ことばらんど)には、入ってすぐの入り口のところに喫茶があります。

ちょっとしたコーヒー・ヘルシージュースなどの飲み物とおにぎりやサンドイッチがいただけます。

小さな場所ですが、本を手にとって読むこともできますし、とてもゆっくりくつろげます。

本の紹介

1階の壁には白洲正子の書籍などが並べられています。

1階本

まとめ

私は「武相荘」にも行ったことがあり、とてもしっとりと落ち着く場所であったことを思い出します。

白洲正子の原稿や著書も展示されていて、その人柄が偲ばれます。

 

白洲正子の好きなことをし、自由に楽しいことを追い求めた暮らしが覗えます。

確かな審美眼で集められた品々とライフワークに興味がそそられます。

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