人間の体の染色体の端に「テロメア」という部分があります。
この部分が老化と関係が深いことがわかってきたました。
いつまでも若さを保つために、このテロメアを傷つけないような生活をすれば若くいられるのです。
目次
テロメアとは
私たちの体の中に存在する37兆もの細胞の中にある染色体の一番端にあるのが、テロメアです。
細胞が分裂するたびに少しずつ数が減り、テロメアが短くなっていくといいます。
そしてなんと35歳でこのテロメアが半分になってしまうのです。
そしてだんだん少なくなると、染色体が不安定になり、細胞がこれ以上分裂できなくなり、細胞老化になります。
テロメアが実際どのくらい短くなるのか、広島大学のベンチャー企業がGテールを測定し、分析をおこなったところ、大きな個人差が出たということです。
テロメアが短くなっていくと細胞が不安定になります。
短くなっていくと、遺伝子の変異がおきやすいことになってしまうのです。
カギを握るGテール
テロメアの先端にGテールという部分があり、このテロメアのGテールが傷つくのです。
Gテールは、活性酸素にふれると傷つくといいます。
活性酸素は飲酒や喫煙、ストレスなどによって生まれます。
Gテールが傷つくき、短くなると、これ以上すると危険ということがわかり、細胞分裂しなくなるのです。
細胞分裂しなくなった細胞が老化細胞です。
そして体の老化が進み、ガンなどのいろいろな病気のリスクが高まったり、老化の現象が現れやすくなります。
番組では広島大学の田原栄俊教授がGテールを測定しているところなどが紹介されました。
ではGテールをそこまでいかないようにするにはどうしたらいいのでしょうか。
Gテールを長く保つには
Gテールを限界までいかないようにするためには、やはり生活習慣を見直していくことが大事とのことです。
何かにつけてよく言われますね、生活習慣。
生活習慣を改善するには
良い生活習慣をするにはどんなことに気をつけたらいいのでしょうか。
・緑黄色野菜をとる
・抗酸化力の高い食材をとる
・運動
・睡眠
緑黄色野菜とは
色の濃い野菜のことです。
赤いピーマンや黄色いピーマン、紫のキャベツなど赤いものが抗酸化力が強いのです。
(例)
・かぼちゃ
・ほうれん草
・小松菜
・ケール
・しそ
・春菊
・せり
・ニンジン
・トマト
・ピーマン
・ブロッコリー
抗酸化力の高い食材とは
また抗酸化物質カロテノイドは活性酸素を減らします。
具体的には、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノール、カロテノイドなどです。
ビタミンCは、ブロッコリー・キウイ・レモンなど
ビタミンEは、アーモンド・小麦胚芽・植物油
ポリフェノールは お茶・まめ・玉ねぎ
カロテノイドは ニンジン・トマト・サケです。
(例)
・サバ
サバには抗酸化物質セレンが含まれています。
・サケ
サケにはアスタキサンチンが含まれています。
サケと同じような色のエビやカニにもたくさん入っています。
アスタキサンチンは活性酸素を消去するというのは、よく知られるようになりましたね。
大事なことは何でもバランスよく、ということですね。
いろいろな食材から抗酸化力が強いものを摂取しましょう。
運動
普通の歩幅より一歩前に出すような感じで、少し早歩きのような感じが効果的です。
早歩きくらいの運動は、活性酸素を消去する働きがあります。
運動すると活性酸素を消去する働きで、細胞を痛めないですみます。
細胞の元気の源である染色体にあるテロメアを守ることができるのです。
(例)
・一日30分のウォーキングを週6日以上
睡眠
眠っている間に体の中で活性酸素の中和をしてくれます。
番組では一日7時間以上の睡眠を推奨していました。
7時間以上でも長く寝過ぎもよくないと、以前言われていたこともありますね。
適度な睡眠がやはり必要です。
できれば睡眠の質も良くすることが理想だということです。
規則正しい生活をしながら、睡眠もしっかりとることが大事になります。
そうすることがテロメアを守ることにつながります。
まとめ
テロメアは伸ばせる、ということです。
ということは健康寿命も延ばせるということです。
希望ですね!
上にあげた長く保つ秘訣の他にも人間関係、友人やパートナーとの良好な関係も健康を保つ上で大切ですね。
いい健康習慣をもって、毎日を過ごしていきましょう。
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