2017年5月にヒアリが神戸港で発見され、その強毒が指摘され、広く注意が促されました。
天敵のいない世界の国々で、たくさん増えているということです。
と、いうことは天敵がいれば、増えないということですよね。
ではヒアリの天敵とは、何なのでしょう?
この天敵がいれば、ヒアリの脅威も大分違うのでしょうか?
目次
ヒアリの天敵ゾンビバエ
何だか名前からして、ヤバそうな名前です。
「ヒアリ」の原産地は、ブラジルやアマゾンなど暑い地域なんですね。
そこには、ヒアリの天敵である「ゾンビバエ」と呼ばれているノミバエの一種がいます。
日本のハエの仲間も半分も「ノミバエ」だということです。
こちらももちろん、人にとっては良くないハエです。
ですが、これは「ゾンビバエ」とはもちろん違います・・・。
ゾンビバエは、その習性のおかげで、ヒアリが爆発的に増えるのを妨げているのです。
このゾンビバエは、ヒアリの体に寄生して、種を増やすのだそうです。
その寄生の仕方がまた、もの凄くて、コワイんです!
ゾンビバエは、ヒアリの腹部にトゲを刺し、その刺した一瞬で200個もの卵を産み付けるんだそうです。
その幼虫はヒアリの体液で育ち、ヒアリの頭部に移動し、ヒアリの脳をゾンビのように食べてしまい、ヒアリが分泌する酵素でドロドロになり、頭部はやられて落ちてしまうのだそうです。
ぞ~~~、ですね。
そして、その頭部からゾロゾロと・・・、ゾンビバエが現れるという・・・
このゾンビバエのおかげで、大繁殖しないで済んでいるそうです。
ですが、このゾンビバエがいない地域では、原産国の5~10倍のヒアリが繁殖して、多数の死者が出ています。
ヒアリの天敵アリクイとは
アリクイはその名の通り、アリを食べてしまうわけですが、ヒアリに刺されないのでしょうか?
アリクイは皮膚がとても厚いため、ヒアリに噛まれても全然大丈夫なんだそうです。
アリクイは一日数万匹のアリを食べているそうです。
もし、アリクイにヒアリを退治してもらいたいと思っても、この量のアリを用意するのは至難のワザですね!
それにアリクイは決して、アリの巣を全部は全滅させないんでそうです。
ですからヒアリを全滅させる、という役にはたたないのではないかと思います。
なぜなら、自分の食べるアリがいなくなるから。
へ~、自然にそうするようになっているんですね。
自然は不思議です。
また、アリクイの主食は「シロアリ」とのことです。
アリの天敵と言えば、「アリクイ」が一番に思い出せれるのですが、実際にヒアリを食べるのでしょうか?
今、私が調べたところでは確認がとれませんでした。
また、日本の動物園にアリクイはいますが、歯のないアリクイですので、餌をどろどろにして食べやすい餌にして、与えているとのことです。
ヒアリを食べるのはアルマジロ
ヒアリを実際に食べるのは、「アルマジロ」だということです。
アルマジロは敵に出会うとその堅い殻を丸める動物です。
硬い殻で身を守っているのですね。
昆虫類やヘビ、ミミズなどを食べるとされています。
まとめ
ヒアリが神戸から日本に入ってきてから、猛毒のヒアリが話題になっています。
いろいろと手立てをして、防ごうとしてくれている訳ですが、私達もヒアリのことをよく知っておく必要がありそうです。
このヒアリが日本で蔓延しないように願うばかりです。
これからの暑い季節は特に気をつけましょうね。
ヒアリが日本の神戸で発見された!刺されるとどんな症状に?その対処法は
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