鎌倉文学館にはバラの庭があり、春と秋にフェスティバルが開催されています。
春のバラは5月中旬~6月下旬、秋は10月中旬から11月下旬が見頃となっています。
鎌倉文学館に行ったついでに寄れるグルメのお店も紹介します。
目次
鎌倉文学館へのアクセス
鎌倉文学館は、江ノ電の「長谷駅」を降りて10分くらいのところにあります。
「長谷」の信号を長谷寺と逆方向に行きます。
長谷駅を背にして文学館入口の交差点を右に入行ったところに鎌倉文学館はあります。
鎌倉文学館とは
明治時代に前田利嗣侯爵の別邸として建てられたものです。
昭和に入ってから現在の洋館に改築されました。
1983年に鎌倉市へ寄贈され、文学館となったのです。
鎌倉ゆかりの文学者の著書、原稿、愛用品などの文学資料を収集保存し展示しています。
鎌倉文学館のバラ
建物そのもの、そして展示されている資料などももちろんよく見るべきものなのですが、10月中旬から11月下旬までは秋バラが真っ盛りです。
広い庭園の南側に約200種、250株のバラが植え込まれています。
バラにはみんな名札がついています。
この黄色いバラは「鎌倉」という名前のバラです。
根元に名札があって、バラの名前がわかります。
鎌倉と名をつけたのは、何か由縁でもあるのでしょうか。
鎌倉の代表的なバラなのかしら?と思いました。
この春にデビューした新種のバラの名前が公募されていましたが、応募総数1397通の中から「みなせ」に決まりました。
万葉集の中の一首に鎌倉の長谷から由比ヶ浜へ流れる稲瀬川を詠んだものがあります。
まかなしみ さ寝に吾は行く鎌倉の 美奈の瀬河に 潮満つなむか
美奈の瀬河が稲瀬川のことであり、「みなせ」はここからとられているのです。
大好きなあの子に会いに行こう、でも川に潮が満ちていると渡れないんだよなあ
という意味の歌です。
単純で素朴な恋心をきれいに歌っていますね。
ですが実は、「僕が思っているほどあの子は僕のことを思ってくれているのかなあ」という不安を綴ってもいるのです。
潮が満ちているというのはあの子の心から愛が溢れているということであり、逆に水が引いてしまっていたなら思いが薄いということでもあるのです。
潮が満ちているなら命がけでも渡っていくという歌なのでした。
江ノ電を眺めながら美味しい野菜とパスタを食べて、そして美しいピンク色の「みなせ」を見に行きましょう。
鎌倉文学館のバラ園北側
北側には山が迫っていて、南側には見晴らしが開けて相模湾を一望することができます。
バラに囲まれそして鎌倉の自然を堪能できる場所なのですね。
鎌倉文学館の現在の建物は昭和11年に洋館として建て直されたものです。
さらに遡りますと、明治時代に旧加賀藩主前田侯爵が別荘として建築したものでした。
震災などのために再築を余儀なくされていましたが、現在の洋館は80年を経て健在なのです。
昭和58年に鎌倉市に寄贈され、昭和60年から鎌倉文学館として一般に公開されるようになりました。
建物自体も非常に価値あるものでありまた文学館として館内に展示されているものも貴重なものなのです。
夏目漱石、芥川龍之介、川端康成、三島由紀夫、太宰治、といった鎌倉縁の文学者の文学資料などが展示されています。
ここでしか手に入らない記念品も販売されていますよ。
鎌倉文学館のバラ園近くのグルメ
バラを見てまわって、お腹も空きますね。
近くのグルメを紹介します。
空花
ここから長谷寺方面へ歩いて10分のところに和食「空花(そらはな)」があります。
繊細な和食を素敵な雰囲気のなかで味わうことができます。
丁寧に作られたお料理を楽しんでください。
【所在地】鎌倉市長谷3-8-17
ランチ 11:30~16:00 (ラストオーダー15:30)
ディナー 17:30~22:00 (ラストオーダー20:00)
【電 話】0467-38-7979
フィエスタ
ピリッと美味しいメキシコ料理はいかがですか?
由比ヶ浜駅から徒歩約2分にあります、メキシコ料理「フィエスタ」です。
トルティーヤをじっくり味わいましょう。
【所在地】鎌倉市由比ガ浜3-11-47
【営業時間】10:30~18:30
【定休日】月曜日
【電 話】080-9347-1623
まとめ
秋のバラは春のバラより香りが良いような気がします。
鎌倉文学館のバラは、種類が豊富です。
バラの名前も1つずつ確かめていくと面白いです。
秋のバラの香りを嗅ぎにいきましょう。
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