料理を始める前にまな板と包丁の扱いは知っておきたいですよね。
ざっとまな板と包丁のことをまとめてみました。
細かいいろいろもありますが、まずは以下が基礎になります。
目次
まな板と包丁の基礎知識
まな板の扱いの基礎
・まな板は使う前に水でぬらしてから使います。
そうすると、汚れやニオイがつきにくくなります。
・まな板の下には堅く絞った布巾を敷きましょう。
これでまな板が安定して、使いやすくなります。
・野菜を切るときと肉や魚を切るときは、まな板を分けます。
1枚のまな板を裏と表で使い分けるようになっているまな板も売られていますね。
野菜のマークと生肉生魚のマークがついたまな板です。
![包丁とまな板](https://topitane.net/wp-content/uploads/2018/04/9db855efbdb4251e232abb5b77897ceb_m-300x225.jpg)
しかし出来たら2枚用意しましょう。
まな板がぬれると、表面の水気が裏に伝わってしまうことが多くあったりします。
ひっくり返した面が、台に接していたことで汚れていたりもします。
ですからまな板の両面の使い分けはおすすめではありません。
・生肉や生魚を切った後は、洗剤でよく洗います。
たわしやスポンジを使ってこすり洗いをしましょう。
![洗剤とスポンジ](https://topitane.net/wp-content/uploads/2018/04/d1c8c0d6e902c3d1d3e83920b65d1890_m-300x200.jpg)
包丁の扱いの基礎
・料理中は、まな板の向こう側に置く。
自分側に置いて、万一のことがないようにします。
俳優の石坂浩二さんは、料理をしていて自分の足に包丁が落ちてケガをしたりしてことが報道されました。
こんなことがないように気をつけましょう。
・生肉や生魚は包丁を分けて使いましょう。
雑菌がついていると食中毒にもなりかねません。
包丁が1本しかない場合は、使ったらよく洗剤で洗わなければなりません。
![まな板と包丁で料理](https://topitane.net/wp-content/uploads/2018/04/95e9f56fecc5fd995cb205bd5b13596c_m.jpg)
そしてできれば熱湯をかけてから、次の料理をしましょう。
それが面倒な人は、2本用意しましょう。
・洗う時は流し台に放置しない。
洗う時はつい流しの中に入れておきたくなりますが、放置せずすばやく洗い、調理台の上に置きましょう。
・金属と柄の境目はよく洗う。
金属と柄の境目はとても不衛生になりやすいところです。
特に意識して念入りに洗いましょう。
まな板の材質による特徴
まな板はいろいろな材料のものが売られています。
その素材によって、お手入れが違ってきます。
木製であるのか、樹脂製などのプラスチックか、抗菌剤配合されているものなのか、自分が使っているまな板はどれなのかで扱いが違ってきます。
購入した時の説明書をよく確認しておきましょう。
木のまな板の特徴
木のまな板は包丁にやさしいまな板です。
包丁が傷みにくいのです。
しかしまな板には傷が着きやすく、傷から雑菌が入りやすいという欠点もあります。
雑菌やカビが入ると、木のまな板は黒ずんでくることがあります。
木のまな板の洗い方
![まな板の上に肉](https://topitane.net/wp-content/uploads/2018/04/7375045592dc6a05da395b4d3da53530_m-300x200.jpg)
いきなり熱湯で殺菌・消毒をしようとしないでください。
お湯を使いたい時は、水と少量の洗剤で洗ってからぬるま湯を使いましょう。
1.大まかな汚れをさっと水で洗い流す
2.洗剤かあら塩、重曹をふりかけ、タワシでゴシゴシこすります。
洗剤は、除菌効果のあるものもいいですね。
まな板は使ったところだけでなく、四隅裏表、厚みの部分、すべて洗います。
3.よく水をかけて洗い流します。
4.乾燥します。
木のまな板の黒ずみ落とし
木のまな板の黒ずみは雑菌やカビが入ったためになります。
よく洗っていても落ちてくれません。
![木のまな板](https://topitane.net/wp-content/uploads/2018/04/d800f4198d64686235f45fa114a8cd92_m.jpg)
こうなってしまった時はまな板専用のヤスリで削ったり、熱湯消毒をして殺菌します。
殺菌といえば漂白を思う人もいると思いますが、木のまな板の場合はダメです。
なぜなら木の奥にまで漂白の成分が入り込んで変色する可能性があるのです。
木のまな板の使い方での注意点
上でもあげましたが、使う前にかならず水をかけます。
そのあと、きれいな布巾やキッチンペーパーで拭いておくといいでしょう。
まな板の木の表面に、水をかけることによって膜ができるのです。
そうすると食材のニオイなどがまな板に浸透しにくくします。
プラスチックのまな板の特徴
木のまな板にひらべれば、材質が硬いのがプラスチック製の特徴です。
ですからお手入れも比較的簡単です。
プラスチックのまな板の洗い方
1.水をざっとかけて汚れを流す
2.プラスチックのまな板の場合は、あまりゴシゴシやり過ぎない。
こちらも除菌効果のある洗剤やあら塩、重曹で洗います。
※重曹を使う場合は、掃除用と食用があるのですが、もちろん食用でやりましょう。
3.熱湯を回しかけて殺菌消毒する。
毎回やる必要はありませんが、肉や魚を扱った時はやるようにしましょう。
熱湯は最初からかけないで、最初は水で汚れを落としてからにします。
でないと、熱湯によって蛋白質が固まり、汚れが落ちにくくなります。
4.乾燥します。
風通しのよいところに置きましょう。
プラスチックのまな板の漂白
殺菌はスプレータイプの漂白剤を使うと手軽です。
気になる部分に吹きかけて、数分置きます。
![まな板の漂白](https://topitane.net/wp-content/uploads/2018/04/a13d1cc7e0b094a80526b0c3d0355ebb_m-300x225.jpg)
吹きかけた後、ヘラのようなもので広げておくとさらにいいでしょう。
その後、洗剤をつけたスポンジでよく洗い、水でよく流します。
もう少し丁寧にやりたい場合は、まな板に漂白剤をかけたあと、上からキッチンペーパーをのせます。
そうすると、キッチンペーパーが漂白剤を吸い取って、漂白剤をまな板の隅々まで広げてくれます。
包丁の洗い方
普通に中性洗剤とスポンジで洗います。
前述したように刃と柄の間は丁寧に洗います。
刃を洗う時は、まな板に刃を置き、刃先に向かって一方向だけにこすります。
反対側もひっくり返して同じように洗います。
![皿とまな板](https://topitane.net/wp-content/uploads/2018/04/585dd308c836fe41bd6d5c403f3fbf7c_m-300x200.jpg)
ステンレス製は錆びませんが、鉄のものは錆びてしまいますね。
そんな時はクレンザーを使ってみてください。
洗ったあとは、水でよくすすいでくださいね。
金属の場合は、最後に熱湯をかけると金属がしまっていいそうですよ。
包丁を研ぐ
切れ味が悪くなった包丁は研ぎます。
砥石にも様々な種類があって、奥が深いです。
一般の人は合成の砥石でいいと思います。
砥石は濡らして刃先を少しずつずらしながら研ぎます。
包丁は砥石に対して、少し浮かせて研ぎます。
または、簡易研ぎ器など種類もいろいろ出ているので、そういったものを使ってお手入れしてもいいでしょう。
まとめ
まな板と包丁の取扱い方を紹介しました。
料理を始めるにあたって、必要なことですので頭に入れておきましょう。
そして美味しい料理を作ってくださいね。
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