神奈川県立相模原公園は、公益財団法人神奈川県公園協会と株式会社サカタのタネグループが運営している、約26haもある広大な総合公園です。
芝生広場、フランス風庭園、熱帯植物の大温室など楽しむところが満載の公園なのですよ。
昭和48年から整備が始まり、平成4年には「第9回全国都市緑化かながわフェア」の会場になりました。
その後、花や緑の情報発信拠点として活躍するようになりました。
目次
相模原公園アクセス
【所在地】 神奈川県相模原市南区下溝3277
【見頃時期】5月下旬~6月中旬
【入園料】 無料
<神奈川中央交通バス路線>
■小田急相模大野駅北口
大15系統2番 原当麻駅・古山経由上溝行 約20分 相模原公園前バス停下車
大60系統3番 女子美術大学行 約20分 女子美術大学バス停下車
■小田急相武台駅前
相27系統 北里経由JR相模原駅行 約20分 相模原公園入口バス停下車
台13系統 北里大学行 約20分 相模原公園入口バス停下車
■JR相模線当麻駅
大15系統 北里経由小田急相模大野駅行 約5分 相模原公園前バス停下車
当02系統 北里大学行 約5分 相模原公園前バス停下車
■JR横浜線相模原駅南口
相27系統 北里経由相武台駅前行 約30分 相模原公園入口バス停下車
■JR横浜線古淵駅
古04系統 麻溝台一丁目経由女子美術大学行 約20分 女子美術大学バス停下車
【駐車場】
利用時間6:00~20:00
普通車 2時間以内 平日100円 土日祝日 300
2時間以上3時間以内 平日 150円 土日祝日 450円
3時間以上閉門まで
◎相模原公園の隣に「相模原麻溝公園」があります。
ここの駐車場は一日いても無料です。
県立相模原公園から水無月園へのアクセス
大温室であるサカタのタネグリーンハウスから水無月園へは少し歩かなければなりません。
グリーンハウスの庭園の端に小さな看板がでています。
グリーンハウスから庭園を少し行き、芝生広場へ出ます。
その先に信号「女子美大グラウンド前」があります。
![アクセスの地図](https://topitane.net/wp-content/uploads/2018/04/ハナショウブ園.jpg)
そこを通り過ぎると、「水無月橋」があるので、渡ります。
渡った先に花菖蒲が咲いている「水無月園」があります。
あまり歩けない方は、道路の歩道で信号「女子美大グラウンド前」まで行き、「水無月園」を目指した方がいいでしょう。
「水無月橋」へは階段で渡るようになるからです。
県立相模原公園のハナショウブ
![水無月園の花菖蒲](https://topitane.net/wp-content/uploads/2018/04/CIMG8655.jpg)
相模原公園には、菖蒲園に118種の花菖蒲があり、22,000株も見ることができます。
名札もつけられており、休憩できる屋根付きのあずま屋もあり、気持ちの良い菖蒲園になっています。
相模原公園のハナショウブまつり2019
毎年6月にはハナショウブまつりが開催されます。
今年も第36回しょうぶまつりがあります。
まだ正式発表はないのですが、例年から判断すると、6月9日(日)になるのではないかと推測されますが、どうでしょうか。
開催時間は例年ですと、10:00~15:00となっています。
また分かり次第、更新したいと思います。
![花菖蒲](https://topitane.net/wp-content/uploads/2018/04/CIMG8667.jpg)
イベント内容は、しょうぶ娘お目見え、花苗販売、樹木相談、和太鼓演奏、酒まんじゅう販売、フリーマーケット、野菜販売、焼菓子販売、近隣スタンプラリーなどとなっています。
しょうぶ娘は相模原公園のすぐお隣にあります、女子美術大学の学生さんが、かすりの着物に編み笠姿で、写真のモデルを勤めてくれるのです。
可愛いですよ。
このお嬢さんたちを見に行くだけでもここに足を運ぶ価値がありますね。
公園管理事務所前では簡単なアンケートに答えますとハナショウブ苗がもらえます。
10:30~14:30に行われています。
フリーマーケットでは小物、子供服、雑貨などが売られるようです。
相模太鼓のお子さんたちが勇壮な和太鼓の演奏を披露してくれます。
ハナショウブの由来
6月になりますと、水無月園では花菖蒲が見頃となります。
この県立相模原公園では6月を代表する花としまして花菖蒲は20年以上の歴史を持っているのです。
花ショウブといいますのはアヤメのことなのですよ。
菖蒲湯に使われますショウブとは違うのです。
![花菖蒲](https://topitane.net/wp-content/uploads/2018/04/CIMG8673.jpg)
ショウブはショウブ目ショウブ科ショウブ属の植物です。
花も咲きますが非常に小さく目立ちません。
花ショウブ(花菖蒲)はキジカクシ目アヤメ科アヤメ属です。
アヤメと呼んでも間違いではありません。
元々はノハナショウブといわれます野生種のアヤメを鑑賞用に品種改良していったものなのです。
ハナショウブの種類
ハナショウブには、系統があります。
江戸系
![江戸系](https://topitane.net/wp-content/uploads/2018/04/江戸系.jpg)
江戸時代、江戸では花ショウブの栽培が盛んとなり、葛飾堀切には花ショウブ園も開かれました。
江戸系の特徴は強靭で草丈が高いものが多いことです。
花形も様々なものがあります。
紀州藩士によってハナショウブの鑑賞用のものが盛んに栽培されました。
伊勢系
![伊勢系](https://topitane.net/wp-content/uploads/2018/04/伊勢系.jpg)
伊勢系といわれるハナショウブがあります。
![伊勢系](https://topitane.net/wp-content/uploads/2018/04/CIMG8651.jpg)
この系統はどちらかというと、室内観賞向きに発展してきました。
伊勢系の特徴は花弁が垂れた三英咲きが基本で、雄しべの先にトサカ状の切れ込みがあることなのです。
優美な女性的な感じのものが多いのです。
肥後系
![肥後系](https://topitane.net/wp-content/uploads/2018/04/肥後系.jpg)
肥後熊本藩主細川斉護もアヤメの栽培に熱意をもって取り組んでいたのでした。
肥後系の特徴は、大輪で堂々とした花が多いということです。
花弁が広く重なり、ゆったりと垂れて咲き、豪華で洗練されているのです。
長井古種
上の三系統のいずれでもないものが発見され、「長井古種」と名付けられました。
江戸中期以前の原種に近いのではないかとされています。
相模原公園のハナショウブ
![水無月園の花菖蒲](https://topitane.net/wp-content/uploads/2018/04/CIMG8660.jpg)
さて、広い相模原公園の西南部分に位置します水無月園には118種26000株の花ショウブが栽培されているのです。
およそ2300平米の敷地のなかで、6月になりますと、一斉に咲き誇るのです。
水無月橋から見下ろしますと水無月園全体が俯瞰でき色とりどりの花ショウブを眼下にすることができるのです。
![水無月園を見渡す](https://topitane.net/wp-content/uploads/2018/04/CIMG8677.jpg)
品種ごとまた色ごとにきれいに配置されていて大変美しい眺めとなっています。
江戸系、伊勢系、肥後系も揃っていますよ。
相模原公園
相模原公園にはこの水無月園以外にも見どころが多いのです。
相模原公園の園内紹介
メタセコイア並木が噴水を囲むフランス風の庭園があります噴水広場。
虹の花壇が噴水を縁取るように配置されています。
約27,000㎡の広大な芝生広場。
ピクニックやレクリエーションの人たちでにぎわいます。
![芝生広場](https://topitane.net/wp-content/uploads/2018/04/CIMG8681.jpg)
芝生の広場には、絵本の中のようなメルヘンチックな展望台になっていて、「森の木展望台」があります。
展望台を登って、上からの眺めも楽しめます。
周辺には遊具があり、子どもたちに大人気です。
ドッグラン場もあります。
相模原公園のドッグラン
面積約2500㎡のフェンスに囲まれたドッグラン場があります。
会員登録すると利用可能になります。
16歳以上の方が会員登録することができます。
小型犬ゾーン、フリーゾーンに分かれています。
各ゾーンにドッグトイレがあります。
平日200円 土日祝日 600円
まとめ
入梅してしまいますと、外出もおっくうですが、思い切って出かけて見ましょう。
雨に打たれる花ショウブを見るのも一興かもしれませんよ。
日本人だけが味わえる感動なのかもしれませんからね。
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